「絵を描くこと」を駆使して。
絵を描くことで「何かやるぞ」って思ってから結構楽しくなってきました。
毎日ニーホさんの絵のネタを考えて描くだけでも楽しいのですが、昔からオリジナルのグッズを作って売りたいと考えていて、毎日絵を描いているだけなのに、そこに繋げていけそうだと思えてきて、面白いんですね。
グッズ展開をする
オリジナルのキャラクターを作って、グッズを作りたい。
これは昔から絵を描きながら不思議と常に考えていたことでした。
今、冷静になぜだろうって考えた時思ったのは、
『絵という空想を飛び出して、リアルの世界(こっち側)に呼び寄せている。または自分が絵の世界(あちら側)へ行っているような感覚になるから』かもしれない。と。
絵の世界をこちら側に作るとも言えますかね。机の片隅くらいの小さいスペースでもいいので、そういう世界があるのが楽しいのかもしれません。
グッズを販売する
アンパンマンの作者「やなせたかし」さん(僕と同じ誕生日)はもう亡くなっていますが、アンパンマンは続いていますし新しいおもちゃもどんどん出て売られています。
自分が死んでも利益を生み出してほしいということではなく、僕が誰かの依頼で絵を描かなくとも、寝ていたとしても、キャラクターがグッズとなってどこかで売られて利益になるというのが、すごいなぁと思っています。
はじめにキャラクターグッズにハマったのは、ティムバートンの「ナイトメアビフォークリスマス」でした。あの細い体の骸骨のキャラクターと世界観が好きで、文房具やポスター、ケース、巨大なジグソーパズルまで見つけたら買っていました。ダークなのに何かかわいらしさがあるデザイン。一度その「世界観」にハマると次々に欲しくなるあの衝動は忘れられません。
僕がグッズを作るとなれば、やっぱりそういう世界観だったり雰囲気だったりを考えて作っていきたいなと思っています。キャラクターの世界観をまずは作ること。そこからグッズづくりが始まっているのかもしれません。
ファンからのサポートだけで生きていける仕組みを作る
そのための実験で、ニーホさんギャラリーというギャラリーサイトを作っています。ニーホさんの絵を載せるサイトなのですが、ところどころが空白で真っ白い画面(noimage)、そこに絵のお題が提示してある。例えば「ニーホさん×猫」みたいな。その下にサポートするボタンがあって、このタイトルの絵を見たいと思う人がボタンを押してサポートをする(500円とか)。そうしたら、僕がそのお題で絵を描いて掲載する。というような仕組みです。
サポートしてくれた人の名前(SNSのアカウント名など)は、きちんと掲載をして、リンクも設定する。このギャラリーサイトからそのアカウントへ飛んでいけるようにします。そうすることでサポートした人の宣伝になって、ささやかだけどお返しをする。
こうすることで、絵を描く人はファンのために絵を描くというシンプルなやりとりになる。
なんでこんなこと考えたかというと、一般的に「イラストレーター」というのはクライアントワークなので、ファンがいたとしてもそのファンがイラストレーターさんに絵を発注することってほとんどないんじゃないですか。それって勿体無いなって。イラスト集を出して買ってもらうという方法がありますが、コストもかかるし、よっぽど有名にならないと難しい方法になってしまうんですよね。もっと気軽に、自分の絵が好きというファンからサポートをもらって、絵でお返しをするというやりとりができるような世界になったらいいなと思っています。
そうなると絵描きは本当に絵を描くだけで生きていけそうです。
絵を描いて生きる=イラストレーターじゃないと。絵を描いても肩書きは「デザイナー」のままにするのもこういう想いがあるからです。
他に「絵を描くこと」でやってみたいこと
・グリム童話をリメイクする
・古典落語の絵本をつくる
どちらも著作権がフリーで、ある程度知られているもの。
僕がオリジナルで作品を描くよりも、みんなが知っている「物語」で絵を描く方がとっつきやすいような気がしているのが一つ。あとは単純に僕が好きだということ。
グリム童話
グリム童話は沢山ある物語自体も好きですし、グリム兄弟が書いてすぐの頃は全く人に受け入れられず大変だったという話も大好き。
また挿絵もいろんな人が描いていてそこも面白い。その中の一人「オットー・ウベローデ」という人がいるのですが、この人の挿絵が本当に素晴らしくてハマりました。版画かと思いますが、うっとりするほど綺麗な線画に魅了されました。
なのでゆるいイラストで子供っぽく描かれたグリム童話は、グリム童話にあらずって思っています。(どの口が言う。by ニーホさん)
僕の作風や世界観を表現するのに、グリム童話ほどいい題材はない(と勝手に思っています)。大人が見てカッコいいと思う童話の世界感を描きたいと思っています。
古典落語
寄席には行ったことがなくて恥ずかしいのですが、20歳前後のバイク便をしていた時に図書館で落語を借りたのがきっかけで、落語にハマりました。15年以上経った今でも、作業用BGMとして落語を聞いています。
古今亭志ん生師匠、立川志の輔師匠が好きで何度も何度も聞いてしまいます。
志ん生師匠の人情話は聞いていて本当に涙が出てくるほど。優しくてかわいい話し方。登場人物たちの心象が見える様でその世界に引き込まれます。江戸時代はどういう感じだったのか想像するだけでわくわくします。
(タイムマシンがあったら真っ先に見に行くのは江戸時代。次は恐竜。)
落語って一回聞いただけだとオチがわからないことがほとんどで、何回か聞いたり、今だったらネットで調べてあらすじを読むことで理解して、また聞いてそういうことだったんだ!なんて思ったりするんですよね。これってどういうシーンなんだろうってネットで画像を調べるけど、ほとんど出て来やしない。見たい!。「死神」に出てくる死神ってどんな姿なんだよとか、ね。
無いものは、もう自分が描くしかないわけです。だって誰もやらないんだから。ある意味思いのままに描いても文句言われないってことかもしれない。。ただ見た人がスッと世界に入れるよう、丁寧に描きたいです。
落語を絵本として作るのもありかもしれないですね。
こんなことを、今やっていることの合間に少しずつ取り組んでいければと思ってます!忘れないうちに書いておきます。
では、また。
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