ボヘミアンラプソディから学ぶ ポジティブ感情を抱く社員を増やす方法(2)
ボヘミアンラプソディから学ぶ ポジティブ感情を抱く社員を増やす方法シリーズ第2弾!
ポジティブ感情を抱く社員を増やす8つのこと
ポジティブ感情を抱く社員がいると会社に好影響を与えるよということ、そして、ポジティブ感情を抱く社員を増やすためには8つのことをすれば良い!ということでした。
(1) 良いことを十分に味わう
(2) 恵まれている点を数える
(3) 自分のした親切を認識する
(4) 好きなことに夢中になる
(5) 自分の強みを活かす
(6) 他者との絆をつくる
(7) 自然とのつながりを持つ
(8) 心を開く
前回は8つの中の「他者との絆を作る」「心を開く」について書きました。
今回は8つの中の以下の2つについて書きたいと思います。
(4) 好きなことに夢中になる
(5) 自分の強みを活かす
※今回もネタバレ要素がありますので、映画を観ることを楽しみにしているのであれば、今回の投稿は映画を観てからお読みください。
自分の強みを活かす
フレディ・マーキュリーの強みって何だったんでしょうね?
1.音域が広い
映画の中でフレディ自身が言ってましたが、歯が出ていたので、声が出る音域が広いってことですね。
2.声質が良い
これは、フレディが自分で感じていたのかわかりませんが、まるでオペラ発声のような軽やかで柔らかく艶やかな声質の持ち主です。
もしかしたら、自分の声質を知っていたのでオペラ風のボヘミアン・ラプソディ という名曲を作ったのかもしれませんね。
3. パフォーマンス
実際に、ギタリストのブライアン・メイは、フレディは、数万人いる観客の一番最後の列にいる観客をも熱狂させる稀有なパフォーマーだと言っていました。
ライブエイドの「エーオー」コールはシビれますよね。
フレディは自分でもバンドメンバーにエイズであることを告白する時に、自分はパフォーマーだと言ってましたしね。
フレディは、これらの強みを理解して生かしたことでポジティブな人生を
送れたのだと思うのです。
普通に働くビジネスパーソンにおいても強みを生かすことはとても重要です。
得意なことをする時の成果と、苦手なことをする時の成果が、違うのは実感としてわかると思います。
でも、仕事をしている中で、この部下はこれが得意だろうからやらせてみようとか、これは苦手だろうからやらせないとか個々人の得手不得手を判断して仕事を振り分けることは、あまり考えてこなかったかもしれません。
むしろ、考えた結果、苦手なことをやらせて成長させようとすることさへあります(笑)
自分自身のことを考えてみて「得意なことをする方が成果が出る!」と思っているのであれば間違いないく他人もそうなのです。
なので、是非、得意なことやれる環境強みを生かせる仕事を整備しましょう!
好きなことに夢中になる
フレディは自分が好きなことに夢中になってますよね。
映画のワンシーンというよりも、映画全体を通してフレディが音楽が好きでパフォーマンスが好きで、バンドが好きで、男性も女性も好きで、夢中になっていることがわかります。(少し、右往左往する部分もありますが・・・それは愛嬌)
自分の強みを活かして、好きなことに夢中になるってことがフレディをポジティブな気持ちし、バンドに最高に素晴らしい影響を与えたのではないかと思うのです。
実は、好きなこととに夢中になることと、強みを生かすことは微妙に違います。
好きだけど、それが強みになっていないってことはあります。
でも、いつか好きなことは強みになります。
面倒なこと嫌なことを懸命に努力してもなかなか、強みにはならないのですが、好きであれば強みになります。
なので、これは順番の問題で、まずは、好きなこと夢中になることをやる!(やらせる)
その次に、それが強みになるようにするということです。
でも、実際の話、銀行に勤めている人が編み物が好きで、それが強みだと言われても仕事に活かせないですよね(笑)
編み物が好きだという背景にある概念的な意味を見いだすことができれば、
銀行業務に活かせることができるかもしれませんね。
「編み物が好き」ってことは、細かいことを継続的にできるとか創意工夫ができるとか、同じ繰り返しでも苦にならないとか・・・。
そんな視点で見ることが大切なのです!
この投稿の最後に
最後に、映画ボヘミアン・ラプソディで僕が一番印象に残ったセリフを紹介します。
フレディがライブ・エイドのリハーサルをしている時に、メンバーにエイズであることを告白するのですが、彼は全然後ろ向きではなく、ロンドンの空に穴を開けるほどのパフォーマンスをすると言っていますし、最後まで音楽をやり続けると言っています。
そして何より、
「自分が何者なのかは、自分で決める(I decide who I am)」
と言ったのです。
自分が何をするのか?よりも自分が何者であるのか?が、とっても大切だということなのです。
何をするのかという行動(Doing)よりも、在り方(Being)を重要視しているのです。
ライブエイドでのライブよりも、自分が何者であるか?を重視したのです。
もちろん、メンバーにとってもQUEENにとってもライブ・エイドは重要だったと思いますが、メンバーはフレディの「在り方」「生き様」に共感したのでは無いかと思いました。
フレディは、誰がなんと言おうとトップバンドQUEENのボーカルで、英国を代表するパフォーマーで、ライブエイドにも出演し、バイセクシャルで、メアリーの友達で、ハットンの恋人で・・・。
でも、そのような行動やイメージの前に、自分はこう在りたいんだ、自分が存在する価値はこれだ、ということを他の誰でもなく、自分で決めるんだと宣言したということです。
このあたりが、今の時代背景にあっていて映画の大ヒットに繋がっているのではないかと思うわけです。
ではでは。
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