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【雑記】今年の目標②。本を読み知見を広げる意味とは。#3

本は好きですか?


私は本が嫌いでした。

昔から落ち着きがなく、じっと座って本を読むことが性に合わない事もあり、週刊誌に載っているような漫画を読むだけが、本との関わりでした。

本と一言でいっても様々なジャンルがあります。小説からビジネス本、啓発本や参考書、漫画…読む人によって好き嫌いがはっきり分かれる内容かと思います。

私が本を読まないのは、

『情報が欲しければ、ネットで調べられるし、字がいっぱい書いてあるものを時間をかけて読んでどうするの?』と、本気で思っていたからです。

ひねくれた人間ですね。

今となっては、あの暇な時期にどれだけ本を読めたかが、自身の知識となって人生を豊かにしてくれるなんて想像もできませんでした。

みなさんは、年間どれだけ本を読んでいます?

読んだ数で表すと、冊子の厚さで変わってしまうので、『どれだけ感心、衝撃があった本に出会えたか』のがいいかもしれません。

私は本当に5冊あるかないかだと思います。それだけ、求める本に出会えないのです。

一番の原因は、本にあるのではなく、私が求める本を探す能力がないということです。

本を避けていたということは、その本にどんな内容が書いてあるかを見極めることをしてこなかったともいえます。

自分がどんな本が好きで、どんな本に感銘を受けるのかが自分でもわからないのです。

これは、私以外にも本を読んでこなかった人にも該当するのでないでしょうか。

私がこの症状を解決した方法は、図書館に行ったことです。

図書館は無料で本を貸し出してくれるため、面白そうだと思って借りてきて、違うと思ったらすぐ次の本に行けばいいのです。

とりあえず私はそうやって、まず本に、そして活字に慣れるところから始めました。

本を読み始めたきっかけとは


本を読むのと同じくらい嫌だったのが『歴史』の勉強です。

みなさんは不思議に思いませんか?

なぜ、歴史を学ぶのか。これもネットで調べれば出てくるのに、なぜ記憶させるような事をするのか。
科学は、生きていくうえで身の回りのもの全てに影響があり学ぶ価値がありますよね。数学もある程度の計算等の知識を求められるため必須です。

では、歴史は?

知っているからといって、何の役立つのか?

学生のころは無駄だと思っていたため、考えたこともありませんでした。

最近になって、やっと自分の中で答えが出たような気がします。

私が考える歴史を学ぶ意味は、

『なぜ、それが起きたのか。どうやって、問題を解決したのか。その時代に生きた人間はどのような生活感で、そのような行動になったのか』を知る事で今の自分の経験と合わせ、今後の行動に活かすことができるのではないか、ということです。

偉そうなことを言っていますが、大人になって歴史の勉強を始めたからこそ辿り着いた答えの一つだ思っています。

あくまで、一個人の感想ですが。

では、なぜ歴史を学ぶようになったのかというと、これも本との出会いからでした。

その本は、井沢元彦さんの『逆説の日本史』です。

今は27巻まで出版されており、厚みもあるため全ては読み切れていないのですが、とても面白いため今後全てを読破する予定です。

では、何がそんなに面白いのかと言うと、歴史の流れを分かりやすく教えてくれることはもちろんですが、井沢元彦さんの考え方や思想が各所に盛り込まれていることです。

私が知ってる歴史の教科書は事実が羅列されているだけで、いつ、どこで、誰が、何をした。と、書いてありました。

何も面白くありません。

この本では、日本人とは遥か昔からこのような思想があり、それが蓄積、継承しているからこそ、こういった建造物があり、事象が起きるんだよ。

さらに、そこに井沢元彦さんの人生での経験談とその考え方まで書かれており、価値観が示されていることが最高に面白いのです。

人はみんな異なる価値観をもっています。ただ、個人の価値観は言いふらすものではないため、それに触れる機会は少ないかと思います。

この本は、歴史を学べるうえに、その部分にも触れることができます。

考えがはっきりしている人の本は面白いと教えてくれた本でもあります。

歴史を学び直したいけど、何をやればいいか分からないという方には特におすすめしたい本でもあります。

この本を読んでから、もっと人間の思想に触れたいと思うようになり、仏教やキリスト教といった宗教の本も読むようになりました。

私自身、どこに進んでいるのかよく分かりませんが…

とりあえず、今までそのような考えを持ったことがないので、本を読むことで私自身の世界が広がったと解釈することもできます。

本を読み知見を広げることの意味

昔から本が好きで、様々な本を読んできた人は、どれだけ多くの人の経験を学んできたのでしょうか。正直とても羨ましいです。

なぜ、私が子供の頃の大人たちは本を読むことをもっと強く進めてくれなかったのでしょうか。記憶を辿ると学校での読書の時間はありましたが、興味のない本をただ眺めるだけの苦痛の時間でした。誰も面白さを説いてはくれませんでした。

小学生に本を読めといって、「はい、分かりました」と読む人がどれだけいるのでしょうか。外で遊ぶ方が楽しいに決まっています。

正直、とても疑問です。

楽しいものだと刷り込ませる必要があるのではないでしょうか。

私には3人の子供がいますが、子供たちには本の面白さを伝えていこうと思っています。自分の経験では一人分、多くて周りの人間分の経験談しか聞くことができません。

それは、とてももったいない事です。

様々な人生を経験した人が、各自の考えを盛り込んで本を出版しています。それを多く読むことで一つの物事を多角的に見るようになってくれるはずです。

そのためには、まず私が多くを学ぶ必要があり、多くの本を読み世界を広げる必要があるのです。

そこで、今年の目標②として、年間30冊を目指すことにしました。日々、本を読んでいる人にはさほど難しくない冊数かと思いますが、私にはなかなかに難しい数字です。

今年はあと11か月。この目標に向け、日々、学びを進めていきたいと思います。

もし、みなさんの中で、感銘を受けた本、おすすめの本がありましたら教えていただけると幸いです。

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