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「働き方・暮らし方」のこれから/第2回

皆さんこんにちは。
「働き方・暮らし方のこれから」を担当するファシリテーターの石井と横山です。

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11月21日開催の会議では、テーマ①「働き方・暮らし方のこれから」のグループで議論が行われました。                            前回に引き続き、東京と長野を繋ぐクリエイターの方やNPOを支援するコンサルタントの方、自分なりの新しい地域での働き方を実践されている方など、多彩な分野で活躍されている方々にご参加いただきました。

今回のテーマ議論の問いはズバリ!
「新しい暮らし方・働き方とは?どうやったら実現できる?」です。

この問いかけをもとに、参加者の皆さんと意見を交わした内容を、大きく4つにまとめてみました。

(前回の振り返り)
★働き方の環境整備が進んだが、対応できない人が生きづらくならないようにする必要がある。多様性を認め、選べる環境を作っていく必要がある
★オンラインとリアル、どちらにも良さがあり、そのハイブリッドが大切になる
★コロナは自分の生き方、働き方を再定義するチャンスに
★人それぞれの幸せを追求する中で選ばれる地域と選ばれない地域に二極化


①自分の生き方、働き方の再定義を促すため、新しい暮らし方・働き方を発信・実践する(組織にも働きかける)

● 個人の活動の事例を発信していく。
● オンラインが普及する中で、その場所を一緒に共有するというリアルタイムで関わる大切さも忘れてはいけない。
● 制度としてこういうことを導入しましょうという働きかけを行っている。
しかし・・・
● 変えたくても生活や企業の都合で変えられない人もいる。現場に出て仕事をする人も多いのが現状。取り残されてしまう人がいるということで、この部分をどうするか。
● 制度と社会の雰囲気が個人の変えようという意欲を阻むになっている。
● 個人の仕事に対する熱量は違うことを理解する必要がある。


②個人で変えられない部分はある。社会的な制度の変化は必要

● 社会的な制約があるために、行動を起こせない人たちが多くいる。個々ではどうにもならない部分は社会や企業としてルールを変えていかなければ大きく変えられない。
女性の働き方について、改めて意識する必要がある。男女の雇用の差は未だに残っているし、人々の意識(固定観念)も変えていかなければいけない。
● 社会のルールを変えることでしか後押しできないことがある。
● 変化を求めるにしても攻め方は考えないといけない。個人に任せるというのは暴論。
⇒どうやったら社会の変化に繋げられるか。


③既に挑戦している人たちのコミュニティの輪を広げていければ、社会の変化へつながっていく。とんがった事例を集めていく

● オンラインツールを使いこなせない人たちのために、できる人たちが少しずつ使いこなせるコミュニティの輪を広げていければ、社会の変化へつながっていく。
● オンラインツールを使いこなせない人たちへのサポート体制が必要。
● やってみるという場を作る。やればできるし、やらないからできない。不確実性の多い社会に対応するためには、そういった社会に対応したい組織へのサポートが優先される。
● 既に挑戦している人たちのとんがった事例を後押しする必要がある。とんがりすぎた事例だと届かない別の世界になってしまう。職場の中にあるちょっとした事例(使えなかった人が使えるようになった)を集めて、現場に伝えることも大切。
● 今すぐ答えが出るものではない。事例を積み重ねる中で、共通項を見つけていき、長野県の推し進める方向性になっていければいいなと思う。


④働き方の多様性を認めること=働き方の選択肢を増やすこと

● オンラインを強要するのではなく、使う選択肢を増やすことが大切。
● うまくオンラインツールを使いこなせない人たちへのサポートをする一方で、使わない人たちへの多様性の維持も必要


★会議のポイント

コロナ下で対応できつつある働き方をどう仕組みにしていくのか、そのためにできることはなにか。社会の制度が変わることを促しつつも、個人としてオンライン「も」できる、選択肢として選べる働き方が定着していくことが大切。そして、この変化をプラスに変えた働き方や暮らし方を発信していきたいという意見も。
(コメント:総合ファシリテーター 瀧内貫)

総合ファシリテーターによる 第2回の全体まとめはこちらから


〈信州これから会議 ご意見募集〉
ワークショップには参加できないけれど、ぜひ自身の声も届けたい、発言したいという方は、ぜひコメントにてご意見をお寄せください。
ワークショップの参考とさせていただきます。
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【第2回のワークショップを終えて】

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石井 貴広長野県教育委員会事務局 高校教育課
参加者の皆さんありがとうございました!皆さんの熱い議論で「社会を変えていこう!」といった機運が高まっているのを感じました!単にコロナに対応した生き方に変化していくのではなく、多様性を認めながら働き方・暮らし方の選択肢を増やすことが大切といった意見を聞き、普段何気なく働いている私にはとても新鮮な内容でした。次のラスト回も楽しみな石井でした!

横山 学び

横山 紗央里県立長野図書館
第2回、お疲れさまでした!「自分たちの働き方・暮らし方をどうしたいか」だけでなく、「多様な働き方・暮らし方を社会全体でどう実現できるか」という幅広い視野でディスカッションが展開されました。参加者それぞれが自分事として「これからの時代の働き方・暮らし方のあり方」をお話しされていて、ひとつひとつの意見がとても心に残りました。働き方・暮らし方チームはどんなまとめに辿りつくでしょうか……楽しみです!

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