大西洋の海流が止まるとどうなるのか

気になるニュース。
https://www.cnn.co.jp/fringe/35222382.html
地球の歴史上、生物の大絶滅が何度か起きてるけれど、その一つが「海洋無酸素事変」だという。海流が止まると、海底に酸素を送り込むことができなくなる。すると海底の酸素が失われ、無酸素となる。すると海底に棲む生物が死滅する。

生物の死骸は酸素がないと腐敗し、有毒ガス(硫化水素)を発生させる。するとさらに多くの魚などの生物が死に、その遺体が海底に沈み、硫化水素の発生源となり、さらに生物を殺すという悪循環に陥る。これが海洋無酸素事変で、過去に大量の海洋生物を絶滅に追いやった。

実は石油は、この海洋無酸素事変によってできたと言われている。海底に大量に積み重なった生物の死骸が、長い時間をかけて石油になったという。大西洋の海流が止まると、大量の生物絶滅を引き起こすことで、人類が滅んだ未来に石油の元となるかもしれない。

石油を燃やして二酸化炭素を増やし、それが地球温暖化を招き、それがどうしたわけか海流を弱め、その結果として海洋無酸素事変が招き、それによって海洋生物の大量絶滅が起き、遠い将来、それが石油のもとになるのだとしたら、なんという皮肉なことだろう。

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