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アラサーから歌手、そして音楽フェス出場を目指す理由

社会人になってから、ずっとモヤモヤしていた。

大学を卒業して、興味があったWeb系の仕事につき、仕事もやりがいを持って楽しくやってきた方だと思う。

だけど心の奥に何か満ち足りないものがあって、何となく”それ”が何なのかを自覚していた。

このnoteは、
「自分の本当にやりたいことが分かっているのに、目を背けてモヤモヤしている」
そんな人に是非読んで欲しいと思って書きました。

20歳前後でうつ病に。

初めまして。
20代後半で普段はWEB系の仕事をしているSHINです。

僕は楽器経験もほとんどない”音楽素人”なのに、20代後半の今から、ロッキンオンジャパン(音楽フェスの一つ)出場を目指して、アーティストになるべく奮闘し始めました。

20代後半になってなぜ今更、アーティストを目指しているのか?
お話ししたいと思います。

話は僕の生い立ちに移る。
僕は、父は大手メーカー、兄は医者、母は専業主婦と、一般的な家庭よりもしかしたらちょっとだけ裕福なのかもしれない、そんな家庭に生まれた。

兄が医者だったこともあり、弁護士だったら張り合いがつくかな、という何となくの理由で大学は法学部に入り、弁護士になるべく司法試験合格を目指す塾に通いはじめた。

ただ、塾に通い始めてみて、「本当に自分は弁護士として働きたいのだろうか、、?」という思いが強まり、モヤモヤしていたところに、プライベートでも人間関係で傷を負いうつ病に。

塾も辞め、半年間家から出れなくなった。(今思えばこの頃が一番の暗黒期。)

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そこからかくかくしかじかあり(長くなるので割愛)、何とかうつ病から抜け出した。
その時に今でも恩師と慕う方に出会い、「本当に好きなことをやってみなさい。」と言われた。

とはいえ、本当に好きなことなんていきなり見つかるわけもなく、
興味のあった分野のこと、バイトを10個ぐらいひたすらやった。
イベント運営、舞台活動、WEB系のホームページ制作、カフェバイトなどなど。

その中で何を自分の職業とするかを考えたとき、WEB系のクリエイティブな仕事がとても面白く、業界の人もキラキラしていて魅力的で。
気づけば社会人として、10年近くWEB業界にお世話になっている。

ただ、何となくずっと心の奥にモヤモヤしているものがあり、、。
仕事は好きだけれど、、という気持ちがあった。

コロナで一変した世界の中で気づいたこと

そして昨年、コロナウイルスで世界が一変した。
ニュースは暗い話題が多くなり、仕事もリモートワークが基本になり
家からも中々でない生活。

友達とも会いづらくなり、
”当たり前だと思ってたことが、急に出来なくなる。”

そう感じた時に、急に自分の人生が怖くなった。

あっという間に1年が過ぎて、2年が過ぎて、もう20代後半。
気づいたら40になって、50になって、おじいちゃんになって、
当たり前だったことがどんどん出来なくなって、
気づいたら死んでいる。

「本当にやりたいことをやりなさい。」
恩師から言われた言葉が蘇ってきて、
”今自分は本当にやりたいことを出来ているだろうか、、?”
”いつ死んでも後悔はない毎日を生きれているだろうか、、?”
そう自問するようになった。


自分のやりたいことーーー
本当は前から気づいていた。
「歌手になり、ロッキンオンジャパンに出場すること」

フェスで感じるのは、楽しさよりも。

小さい頃から本当に音楽が大好きだった。
70代、80年代の昭和歌謡が子供の頃から聞いていて、
みんながオレンジレンジにハマる中、90年代の尾崎豊やビーイング系アーティストをひたすら聞いていた。(邦楽のイントロ当てクイズは、負ける気がしない。)

音楽フェス、特にロッキンオンジャパンは毎年行っていて、前夜から眠れない時もあるくらい好きだ。

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数えきれない多くの人、人、人。
アーティストの掛け声に合わせて、動いて、歌って、騒いで。
時にしっとりと聞いて。

会場全体が一つになり、その1日を、その瞬間を楽しんでいる。
熱量がひたすらに高い、お祭り。

そんな中で僕は、ただ楽しむだけじゃなくーーー
アーティストの人を見て”羨ましいなぁ”ってずっと思っていた。

こんなに大勢の人を前にして、
自分の歌を思う存分歌って、それにみんなが反応して、
会場が一つになって。

「どんな景色が見えるんだろう?」
きっとその景色を見たら、最高に幸せなんだろうなって。

自分も歌手としてその場に立てたら、って思うだけで心が震えた。
それが達成できたなら、いつ死んでもいいかもしれないって直感的に思える。

だけど、自分はバンドもしたことがなければ、
ほぼ人前で歌った経験すらない。
自分より歌が上手い人なんていくらでもいるし、
素晴らしい曲が作れるわけでもない。

そう思っていたから、一歩を踏み出してこなかった。

だけどーー
出来ない理由はいくらでもあるけどーーー
やらない理由にはならないって、
この自粛期間の中で感じた。

30手前から歌手、音楽フェス出場を目指すなんてバカげてるかもしれない、けど、

何十年先になって後悔したくないし、

もしその夢が実現できたら、今塞ぎ切って家にいる人も、
やりたいことをやれなくて仕事で苦しんでる人にも
「自分のやりたいことをいつになっても目指していい!」っていう
パワーを、ちょっとでも持ってもらえるかもしれない。

だから、僕はアラサーから音楽フェス出場を目指す。

目標は約3年です。
なので、2024年夏のロッキンオンジャパンへの出場を目指します。

これからボイトレにも通い、自作曲も作り、
バンドも結成するかもしれない。
起こることの全てを、感情を、
皆さんに出来る限り伝えていけたらと思う。

この文章を書きながら、震えている自分も正直いて。
ワクワクと、堂々と公言してしまう恥ずかしさとがひしめき合って。

だけど、いつかこのnoteを読んであんな時もあったんだなって
思えるぐらい突っ走ります。

誰が読んでるかもわからない文章だけど、
読んでくれた人がいるならば嬉しい。

ありがとうございました。

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