努力が必ず実るとは限らない、けれど実る人は必ず”なにか”してない筈はずはない。種が実って花になる瞬間、それは誰だって嬉しいと思うんだ。

「もし良かったら私が見ている景色の一員となって見守っていただけると嬉しいです」

松尾美佑、乃木坂46加入後「努力だけではどうにもならないことに出会った」“決意表明”で明かした胸の内<31stSGアンダーライブ/全文>


乃木坂46、31thのアンダーライブツアーの千秋楽公演。
毎公演で一人が必ず自分と向き合って決意を話す決意表明の場。
その場から数か月して、彼女は初の選抜になった。

選抜発表

 先日の乃木坂工事中であった32thシングルの選抜発表。
 飛鳥ちゃんのいない、選抜発表。
 乃木坂46を好きになったきっかけをくれた子が卒業した初めてのシングルでの選抜発表。そこに一抹の寂しさがないと言えば、嘘だ。そりゃ寂しい。
 けれど、”変化を常に受け入れて欲しい”と常に考えて活動した彼女の事を考えると、この変化を受け入れることが一つの愛かと思うし、素直にこの先を楽しむことが後に残った子たちをのんびり観るかと考えている身としてはそれが最適解かと思っている。
 むしろそれができないのであれば他界した方がいいだろう?と自分に問いを投げかけたい。

 そんな飛鳥ちゃんの名が呼ばれることのない選抜発表の中、3列目16番。
15番、17番と5期生が呼ばれる中、3列目その最後の立つ子の名が呼ばれる。

”松尾美佑”

久しぶりに選抜発表で涙を流した。この瞬間の喜びを噛みしめながら。

回想

 少し過去に遡る。1年前の29thアンダーライブ。
 アンダーライブは推しがいようがいまいが参加していた。
 ただ単にライブが好きってこともあるが、やっぱり彼女らアイドルが一番輝くのはステージの上であり、そこを疎かにするのは何か違うなと思っていて、行ける限りは観に行っていた。
 推しのいないライブは常にフラットで観るようにして”いた”。
”いた”と過去形にしているが、気づいたらずっと自前の双眼鏡で目で追っちゃう子がいた。
 それが美佑ちゃんだった。美佑ちゃんのパフォーマンスは癖がない。それに加えてあの高身長とスタイル。端的に見映えが良い。すぐ目については引き寄せられる。個人的に3首の使い方がとても好きで、特に手首の魅せる角度が堪らなく好きだった。
 それに、ある種の”伸びしろ”を感じたというのもある。今後もこの子の可能性をちゃんと観ていきたいと思った。
 気づいたら2日目のチケットを買い、物販でタオルも買っていた。
 そして、元々持っていた最終日の3日目。アンコール後の挨拶で

「追いつくことや覚えることに必死で、坂道研修生のときのように全力でできていた気持ちがわからなくなってしまったんですけど、その気持ちを取り戻せた気がした」

激熱のアンダーライブで予定外曲をアカペラ披露 「東京ドームに連れて行きたい」宣言も

 その気持ちが籠ったライブを魅せてくれたお陰で、会場を出る頃にはスッと自分の中で一つの決意が固まっていた。

 そこからの2022年は、プライオリティ遵守の上、美佑ちゃんを陰ながら応援してた。選抜入りは叶わずとも、アンダラでは如実に前列ポジションでパフォーマンスすることは増えて言ってた。
 なにより本人も31thアンダー期間で成長できたと選抜発表時のコメント取りで話しているが、如実にこの期間は凄かった。(個人的にも推しメン卒業シングルでホントに凄かったのもある)
 センターでの披露楽曲数は最多であったし、どこにいても目で追っちゃう、引き寄せらるものがあった。日常とか3列目なのに、存在感が良い。前を立ててつつ個人としてちゃんと立っている感が良かった。
 そして、31thアンダラと言えば、各公演で行われる個々の決意表明の場。ふんわりした表明と人によっては捉えるかもしれないけれど、美佑ちゃんらしいと私は思った。
 曲がりにも乃木メやブログ、ラジオも見聞きしてて思ったのは、先の事より今を楽しんでいたいんだろうなと、今を楽しむことが結果的に未来につながると思っているのかなと捉えていたので、あぁ”らしい”なと思った。
 あとすごく刺さったのは

「乃木坂46に加入してから努力だけではどうにもならないことにたくさん出会って、難しいなと思うことがたくさん増えました。(中略)ライブだけはいつでも私に頑張った分だけの自信をくれました」

松尾美佑、乃木坂46加入後「努力だけではどうにもならないことに出会った」“決意表明”で明かした胸の内<31stSGアンダーライブ/全文>

 この”ライブだけは自信をくれた”って一言がすごく刺さる。
 ミーグリ完売率やブログ更新率、乃木メ送信数…and so onと目に見えやすい評価は如実に彼女たちに影響を与えてる。それはそう、数字は何事も評価する上で一番楽に正当な何かを下す指標としては打ってつけだ。
 ただ、そうじゃないだろと思うことがある。歌唱力やパフォーマンス力といった数字にし難い部分こそ、一番大事な評価基準じゃない?と。
 ただこういうのはホントに個々の感性やそれを受けてどう発信していくか、いわゆる口コミ要素が高いので、頭でこうあってほしいと思うものの現実論、難しいようなぁとも思う。

 アイドルの在り方はそれぞれあると思うけど、やっぱりライブに重きを置いてくれるメンバーが好きだし、そこにイコールの関係として、パフォーマンス力が着実に上がっているのを感じれるメンバーは応援し甲斐があると思ってる。この美佑ちゃんの一言は、自分の価値観にハマるものがあった。
 普段から〇〇推しになりました!と直ぐには言わない、というかインスタンで好きなってたら節操がないと思う人間なので、Twitterのbioにすぐさま推しの名を加えるとか、そんな事はしない。
29thアンダラ数えて約9か月、その日を境にTwitterのbioに名前が加わった。


同じ目線で見届けたい

 はい、回想終わりです。オタクが推しメンを決めるまでの回想なんて誰が読みたいねんって思いけれど、ある種の熱量の可視化はないとペラいテクスチャになるので、少し語りをいれさせてもらいました。
 美佑ちゃんの選抜入りについて、番号的なところや5期生が呼ばれ続けていたし、流れは5期生かなと感じてた中で、「16番、松尾美佑」は驚きと喜びを隠せなかったですね。久しぶりにテレビの前で拳を高く上げてしまいましたよ。
 個人的には、去年の3月に気になった子がこの1年間で飛躍的に成長している姿を見せてくれていたので、ライブ行くときの楽しみも良いテンションがかけれてましたし、冬にその集大成(31thアンダラ千秋楽の話)をいい形で見納めさせてもらっていて、これが結果として今年のどこかで実ってくれたらと思ってました。その”どこか”が想像以上に早くに現れて、選抜入りという形で実現したことには感謝しかないです。
 ただまぁ、選抜入りは誰もが掲げる1つの目標であって、そこに居座れる席数は毎回違うとなると、ここからまた一つにスタートを切りださなきゃならないんすよね。そうなった時にこちらができる事は、まぁCDたくさん買うとかが如実な支えになるのかなと思うのですけど、やっぱりこう文章でもイラストとかでもなんでもいいと思うんですけど、『美佑ちゃんの良さ』を発信することが結局一番いいだろうなって思います。まぁ、実際にこう美佑ちゃんについてnoteを書くなんて初めてやってますけど、筆がのるとこっちも楽しいし、これを読んだ人が1人でも「乃木坂46の松尾美佑ちゃん」を知って、興味持って、公式サイト見て、プロフィールページ飛んで、ブログとか読んでもらえたら嬉しいですね。なので最後にリンク置いておきます()

松尾美佑ちゃん 公式プロフィール
松尾美佑ちゃん 公式ブログ
ベルク presents 乃木坂46の乃木坂に相談だ!


最後に読むはずもない人にメッセージを。
とにかく選抜入りおめでとう。
貴女がみる景色を一緒に観たいと思っていた中で、早々に選抜としての貴女の景色を見ることができてとても嬉しい。
初めてな事尽くしの期間かもしれないけど、選抜メンバーとしての”今”を沢山楽しんでね。

それでは。

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