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大切にしているものを10個あげると。

コーチングを始めるにあたって、クライアントさんを知るため、クライアントさん自身が自分を掴み直すために、「大切にしているものを10個あげてください」とお願いしてます。

自分が初めて受けた時のコーチからのワークで、書いてて気持ちよく気に入って、自分でも使わせてもらってます。

大切にしているものは、ものに限らず、言葉や信条、音楽や小説、絵でも詩でもなんでもOK。その人が大切だ、と思うそれらを、あえて10個。その人の形のようなものが伝わって、すごく好きです。

ここのところ続けてクライアントさんのを聞かせてもらっている中、そういえば自分は何を10個書いたっけ?と思い、振り返ってみました。

  1. 成人の記念に買ってもらった時計

  2. 責難は成事に非ず

  3. 常に正しいことなんてない

  4. エターナル・サンシャイン(映画)

  5. クリムトの接吻(絵)

  6. MBTI

  7. 自分に対して真摯に、誠実に生き抜いたら、死んだ後に大切な人たちに会える
    (カーテンコールのような)

  8. ウィキペディア

  9. バッハの目覚めよと呼ぶ声あり(音楽)

  10. Sugar SoulのGarden(音楽)

書き出すと、とても懐かしい!いまならいくつか入れ替えたい(3、10あたり)。でも、いまでもやっぱり大切で、自分の感受性の形を表していたり、指針となり続けてるものもあるなぁ、と思います。

20歳になった時に、少しお高い時計を母親が買ってくれました。母親も20歳の時に祖父母に同じように買ってもらい、大切に大切に使い続け、それを息子にもしてあげたかったそうです。

記念に買ってもらっただけだったら、ここまで大切に思ってないような気がします。母親が、母親の時計を大切にしている気持ちの重みと長さ、その繰り返しを受け取った気持ちでいて、そんな物語が時計に宿っている気がしていて、人生の流れに1つ、強く揺るがない点を打ってくれているような気もします。

ウィキペディアは、人類いろいろあるけれど、1つ創り上げ維持してる素敵なものだと思ってます。人類で、なるべく多くの人が知識にアクセスできて共有できるようにする営みは、わたしがあって欲しい人類なんだなぁ、と感じてます。

振り返ると、自分を形作るもののリストですねぇ…ほんと。これがクライアントさんによっては、もっと凝集されたシンプルなものがスパッと挙げられたりします(家族、とか)。そんな違いもすごく面白いな、と思います。

あなたの大切なもの10個は、何になりますか?よければぜひ聞かせてください。

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