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#マリウポリは建物の9割が破壊され #ウクライナ南東部マリウポリ3万1000人が強制連行 ウクライナ南東部マリウポリの市長は8日、少なくとも3万1000人の市民がロシアか同国が一方的に独立を承認した「ドネツク人民共和国」に強制連行させられたと表明した。

ロシア軍は東部と南部の結節点であるマリウポリの制圧に向け、激しい攻撃も続けている。 ウクライナメディアによると、市長はロシア当局が市民の指紋を採取し、さまざまな書類にサインをするよう強要したと述べた。マリウポリは建物の9割が破壊され、食料や水、電気、通信の不足も深刻になっている。 ロシアは攻略をめざしてきたウクライナの首都キーウ(キエフ)など北部から撤退し、東部や南部に戦闘力を集中させる戦略に転じた。南部オデッサはミサイル攻撃などへの警戒感から、週末の夜間外出禁止令を出した。 英国防省は8日、ロシア軍の多くは東部に向かう前に補給が必要になるとし、「北部からの大規模な再動員には少なくとも1週間を要する可能性が高い」と分析した。 ロシア軍の攻勢に備え、欧米からはウクライナへの軍事支援が相次ぐ。 英国は8日、800基の次世代対戦車武器「NLAW」や、近距離防空ミサイルなど総額1億ポンド(約162億円)相当の武器を追加提供すると発表した。スロバキアは旧ソ連製の地対空ミサイルシステム「S300」を供与した。米国はS300を提供する代替としてスロバキアに米国製ミサイル防衛システム「パトリオット」を配備する。 欧米はロシアを刺激するのを避けるため、これまでロシアの進軍を防ぐのを目的とした武器の供与が中心だったが、ここにきて高度な武器の提供を始めた。ロシア軍が民間人を狙った無差別攻撃を繰り返しているためだ。8日には東部ドネツク州で多数の市民が避難のために列車を待っていた駅を攻撃し、少なくとも50人が死亡した。


#日経COMEMO #NIKKEI

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