見出し画像

変化は望まない代表の勢い増すバイデン氏‼ 既得権益者の代表、勢い増すバイデン氏‼ サンダース氏、一転守勢に 勢い増すバイデン氏 米大統領選 北米 2020/3/5 5:28 (2020/3/5 6:35更新) 米大統領選の民主党候補選びは4日、穏健派のマイケル・ブルームバーグ前ニューヨーク市長(78)が撤退を表明して新たな局面を迎えた。ジョー・バイデン前副大統領(77)はブルームバーグ氏の支持を得て一段と勢いを増しており、左派のバーニー・サンダース上院議員(78)は一転して守勢に立たされた。

同じ左派のエリザベス・ウォーレン上院議員(70)の対応が焦点となる。 複数の米メディアによると、3日の「スーパーチューズデー」で接戦となっていた残る東部メーン州はバイデン氏が勝利を確実にした。事前のサンダース氏優位の予想を覆した。これによりスーパーチューズデーの戦績はバイデン氏が10勝、サンダース氏が4勝となった。 2月に始まった指名争いはサンダース氏が指名レースの先頭に立ち、バイデン氏ら穏健派が追う構図だった。3日夜を経てそれは一変し、南部を中心に勝利を重ねたバイデン氏をサンダース氏が追いかける立場となる。 「あなたの助けを得てドナルド・トランプを倒す」。バイデン氏は4日こうツイートし、ブルームバーグ氏に謝意を示した。穏健派の候補はバイデン氏に一本化され、同氏は苦戦していた資金集めでも恩恵を受けるとみられる。「大企業に支えられた大統領が、労働者や中間層に変化をもたらすことができると本気で考えている人がいるのか?」。サンダース氏は4日の記者会見でバイデン氏をこう皮肉った。 サンダース氏の選挙戦は同じ左派のウォーレン氏の去就が左右する。東部マサチューセッツ州やメーンを落としたのは、ウォーレン氏との間でリベラル票が割れたことが大きい。「もし中道派のように急進派が結集していれば、誰が勝っていただろう?」。サンダース氏を支持するオマル下院議員はこうツイートし、暗にウォーレン氏の撤退を促した。 サンダース氏は同日、ウォーレン氏と今後の対応について電話で協議したと明らかにした。バイデン、サンダース両氏の「2強」対決の構図が固まり、地元のマサチューセッツで3位と大敗したウォーレン氏が指名を得る可能性はほぼついえている。 ウォーレン氏は政策面ではサンダース氏に近いが、陣営内ではバイデン氏の支持に回る選択肢も取り沙汰されているという。16年大統領選の民主候補選びではサンダース氏ではなく、クリントン元国務長官を支持している。 今後は6州で予備選がある10日、次いで4州の17日がヤマになる。サンダース氏は16年はこれらの10州で代議員数の多い南部フロリダや中西部イリノイ、オハイオの各州でいずれもクリントン氏に敗れた。「これから数カ月かけてバイデン氏との違いを議論していきたい」。サンダース氏はこう長期戦を覚悟するが、当面は厳しい戦いが予想される。

#COMEMO #NIKKEI

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?