韓国セルトリオン、新型コロナ治療薬開発へ 検査キットも 新型コロナ ヘルスケア 朝鮮半島 韓国製薬大手のセルトリオンは12日、新型コロナウイルスに対する治療薬を開発すると発表した。感染者の血液提供を受けて分析作業を進めており、6カ月以内にウイルス抗体を実用化する計画だ。インフルエンザ抗体新薬の開発経験をもとに、今後のウイルス変異にも対応したマルチ抗体の新薬の開発を目指す。

今後のウイルス異変にも対応したマルチ抗体の新薬の開発を目指す(韓国仁川市)=セルトリオン提供 セルトリオンは2015年に流行した中東呼吸器症候群(MERS=マーズ)の時も抗体治療薬を開発した実績がある。ソウル大学医学部など研究機関と連携し、新型コロナの感染から回復した患者の血液を分析し、ウイルスの活動を抑制する抗体開発を進める。 同時に15~20分で新型コロナの感染有無が診断できる検査キットも開発する。利用者が自分で検査できる製品で医療従事者の負担を減らせる。既に開発に着手し、3カ月以内に商品化できるとしている。治療薬と検査キットの開発で200億ウォン(約17億円)投資する。

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