＃英EU離脱条件で合意英議会承認は不透明 ＃英国と欧州連合は17日英国のEU離脱をめぐる新たな条件で合意した。
ユンケル欧州委員長は「我々は合意に達した」と述べた。ジョンソン英首相も「素晴らしい合意に達した」と表明した。ユンケル氏はトゥスクEU大統領に書簡を送り、ブリュッセルで同日開幕するEU首脳会議で離脱案を承認するよう求めた。
英・EUは11日から集中協議を続け、懸案となっていたアイルランドの国境問題の扱いなどを巡り大詰めの交渉をしていた。
EU首脳会議が離脱案を承認すれば、ジョンソン首相が訴えてきた10月末の離脱に向けて一歩前進する。だが離脱には英議会の承認も必要になる。英議会で与党は過半数を割っており、野党からも賛成を得て承認が得られるかは不透明だ。
英議会下院は19日に離脱案を審議する予定。北アイルランドを地盤とする閣外与党、民主統一党（DUP）のフォスター党首は17日朝の段階で、英とEUが検討していた新合意案に否定的な見解を示していた。最大野党・労働党のコービン党首も「メイ前首相の従来の離脱案よりも悪い内容だ」と批判した。
19日の英議会で離脱案が承認されない場合、ジョンソン政権は法律に基づき10月末からの離脱延期をEUに申請することを義務付けられる。
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