趣味を聞かれたら?
面接で趣味を聞かれたら?
昨日、ある専門商社の面接に同行してきました。求職者は27歳の男性、暦美(社内用語で転職回数が少ないこと)で清潔感がある方です。
企業訪問の45分前に待ち合わせて事前打ち合わせもバッチリ、面接に臨みました。私も同席させてもらったのですが、職歴説明や質疑応答も滞りなく手応え十分。
ただ気になったのが、先方からの質問「趣味はなんですか?」に対する答えでした。私との直前の質問対策では触れておらず、大丈夫かなと横でドキドキした瞬間、さわやかな彼から出た答えは、、、
「寝ることです」
えーーーーっ!!
なぜ!?どうして!?他になかったん!?!?
面接で趣味を問う理由とは?
「お休みの日はどんなふうに過ごしますか?」
「ストレス解消法はありますか?」
なんて聞かれることもありますが、趣味を聞くのと趣旨は同じですね。
・人柄や性格を知るため
趣味はその人の好みを表します。「何に対して熱意を持つ人なのか」「どんな考え方を持っているのか」など、趣味は人柄を知ることができる質問のひとつです。趣味によっては、人間関係の築き方や業務に取り組む姿勢なども読み取れます。
・バイタリティや適正を推し量るため
仕事以外に熱中できるものがある人のほうが「仕事でもしっかり取り組んでくれそう」「仕事のモチベーションも高そう」といった忍耐力や継続力があると考えるようです。長く取り組んでいる趣味があれば、アピールになりますね。自分なりのストレス発散方法を持っていることも大切な要素です。
・緊張をほぐすため
緊張を解くためのアイスブレイクとして質問されることもあります。後日、質問の意図を聞いたら「他に聞くことが思いつかなくて」と話す担当者もいました。緊張する面接官もいるんですかね。
面接で趣味についてどう話すか?
追加質問で深掘りされる可能性もあるので、ウソはやめておいたほうがいいです。読書と答えたものの、その後「好きなジャンルは?」「好きな作家は?」と聞かれ、しどろもどろになる方もいました。
何を話すかも大事ですが、話し方も同じくらい大事です。好きなことについて話すわけですから、淡々とではなく楽しそうに話してほしいですね。
では、それらを踏まえて何を話せばいいでしょうか。
私がアドバイスする際は「読書」「映画鑑賞」はあまりオススメしません。無難で差別化しづらく印象に残りにくい気がしますし、深堀りされたときに微妙な答えになる方もいらっしゃるので。
「サッカー」「野球」といった集団スポーツを趣味としている人だったら、それを採用します。コミュニケーションやチームワーク等を連想させますし、健康的で活力も感じますよね。
「旅行」や「ドライブ」、今なら「キャンプ」等のアウトドアや「DIY」なんかもイイですね。好きになったきっかけ、一番良かったこと、次に行きたい場所(やりたいこと)等を楽しそうに語るのも好印象です。
「料理」や「食べること」でもいいと思います。当然、追加質問に備えましょう。しつこいですが、ウソはよくないです。
避けたほうがいい趣味は「ゲーム」「マンガ」「ギャンブル」「家でのんびり」とか、ですね。
【余談】プライベートで趣味を聞かれたら?
面接ではなく、社内の飲み会や合コン・デートなどなど、プライベートで趣味や休日の過ごし方を聞かれたらどうしましょう?
ここはトーク力の見せどころですね。
自分の話もそうですが、それ以上に相手に気持ちよく話してもらうことが大切だと思います。自己開示も大事ですが長話は避けて、相手に話をふって引き出したり、共感したり質問したり、上手な人はこの話題でおおいに盛り上げます。
「話が合う」「話してて楽しい」「また飲みたい」「好きかも」なーんて思ってもらえる(思わせる?)きっかけにできるトークテーマのひとつですね。
そのへんはまた別の機会に考察してみたいです。
さぁ~今日も一日ハリキッテいきましょ~♪
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?