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小説

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記事一覧

【創作大賞:ホラー】短編集 ⑥「私のそばにいつもいる」

あらすじ奈津美 ≠ 葉月「それ、絶対ストーカーでしょ。あんたやられるよ」  やられる、の…

【創作大賞:ホラー】短編集⑤「廃墟の奥に消えた君」

あらすじ  冒険なんてやめておいたほうがいい。  もし君が冒険を楽しい、なんて言うならそ…

【創作大賞:ホラー】短編集④「トイレの上から誰かが覗いている」

あらすじ「こちらの五人が今年の新人研修生です。本日で研修は最終日になります。それではそれ…

「雨上がりのアルテミア・愚痴外来診療録」  第11話 2人目の客

前話 第10話「本当の最終試験」 第1話「最初の客」 第2話「愚痴外来」 第3話「最初に越…

「雨上がりのアルテミア・愚痴外来診療録」  第9話 魔物と対峙する

前話 第8話「天使のつばさ」 後話 第10話「本当の最終試験」  その後、桜崎は再び治療…

「雨上がりのアルテミア・愚痴外来診療録」  第8話 天使のつばさ

前話 第7話「治療開始」 後話 第9話「魔物と対峙する」 「先生! 大変です」 「おい三…

「雨上がりのアルテミア・愚痴外来診療録」第7話 治療開始

前話 第6話「小さい頃の影響」 後話 第8話「天使のつばさ」  桜崎はふっと息を吐いた。 「まいったわ。そこまで言われたらやるしかないね、あなたの言葉、信じてみるよ」  心山(むねやま)は笑顔を浮かべた。 *  診察室で心山と桜崎は向かい合った。桜崎の表情は幾分かこわばっているようにも見えた。 「ではこれから治療に入ります。やることは簡単です、言葉を唱えるだけです」 「言葉……? おまじないってことね」 「馬鹿にしてはいけません。昔から言葉は言霊といってとても

【創作大賞:ホラー】短編集③「だからオフ会はやめておいた方がいい」

あらすじ廃課金とは大量の課金をする人のことを言う  息を切らせながら家に着くと、私はすぐ…

【創作大賞:ホラー】短編集②「サンクチュアリ」

あらすじイントロ  揺れる車窓に頬杖をつきながら、ぼんやりと田園風景を眺める。持って来た…

【創作大賞:ホラー】短編集①メトロポリタン・フォトスタジオ

あらすじ1作目「メトロポリタン・フォトスタジオ」 1作目:メトロポリタン・フォトスタジオ…

「雨上がりのアルテミア・愚痴外来診療録」  第10話 本当の最終試験

前話 第9話「魔物と対峙する」 後話 第11話「新たな客」  桜崎は黙って聞いていた。そ…

「雨上がりのアルテミア・愚痴外来診療録」  第6話 小さい頃の影響

前話 第5話「言葉という魔物」 後話 第7話「治療開始」 「いや、なんとなく……。見当違…

「雨上がりのアルテミア・愚痴外来診療録」  第5話 言葉という魔物

前話 第4話「2日目」 後話 第6話「小さい頃の影響」 Q: 桜崎美代子は嵌められて、盗聴…

「雨上がりのアルテミア・愚痴外来診療録」  第4話 2日目

前話 第3話「最初に越えるべき壁」 後話 第5話「言葉という魔物」  三浦は百円ショップで買ってきた、額縁付きの絵を壁に飾ろうとしていた。壁のシミがひどく印象が悪かったからだ。ふと部屋の隅をみると、どこからか雨漏りがあるのかカビが生えていた。 「せんせー、もっとお金稼いで壁紙張り替えましょうよ。それと雨漏り」  心山(むねやま)はおばけえびを暖かい眼差しで見つめながら、柿の種をぽりぽり食べていた。 「まあそのうちね」  もう、と言いながら三浦は求人情報誌を眺めていた