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部屋の散らかり始めをくい止める方法

前回の記事で「ウィルパワー」について書いたのですが、部屋が散らかっている状態というのもウィルパワーを消耗させる要因の一つであると思います。
 
部屋が散らからずに片づいている状態を保てるとメンタルにとっても良いはずです。
 
年末に大掃除をして部屋が片づいたとしても、時間が経つとまた散らかってしまいがち。
散らかり始める要因を特定してくい止めることができればというのが今回のテーマです。
 
部屋が散らかり始めるのは、いつもここから、そしてそれをくい止める方法はこれ。
私なりにやっていることを紹介します。



まず部屋に存在する物というのは、3種類に分けることができます。

① 定位置が決まっている物
② 定位置が決まっていない物
③ ゴミ

の3種類です。
 
この3種類が混在してしまうことが、部屋が片づかない理由です。
 
 
① 定位置が決まっている物は、収納場所が決まっているので、使ったら戻せばよいだけ。
③ ゴミは捨てればよいだけ。
 
やっかいなのは、② 定位置が決まっていない物。
・よく使うからすぐに取り出せるところに置いておきたい物。
・後で使うかもしれないからとりあえず置いておく物
・未開封の郵便物。
 
たいていこれらの物は、テーブルの上などに置かれ、使われもせず捨てられもせずに増えていきます。
 
ここから部屋は散らかり始めるのだと私は思っています。
 
 
割れ窓理論」という環境犯罪学の理論があります。
 
建物の窓が壊れているのに直さずにそのままの状態で放置しておく
        ↓
誰も壊れていることに注意を払っていないという象徴になる
        ↓
やがて他の窓もまもなく全て壊されてしまう
 
 
ニューヨーク市の例。
 
1980年代からのニューヨーク市は、アメリカ有数の犯罪多発都市となっていました。
そこで、1994年に就任したニューヨーク市長が「割れ窓理論」に基づく政策を実行しました。
どんな小さな犯罪も徹底的に取り締まり、また割れた窓の修理や落書きの消去なども行い、街の秩序を取り戻せるように行動したのです。
その結果、殺人事件やその他の犯罪が激減したということです。
 
 
犯罪学の話ではありますが、部屋の散らかり方に通ずるものがありますよね。
部屋の一部が散らかっていることがその部屋の象徴となり広がっていく。
 
 
それではこの部屋の散らかりをくい止める方法についてです。
 
定位置が決まっていない物の管理がポイントです。
 
それらの物を一時的に入れておくBOXを設けるのです。
 
仮に「一時(いっとき)BOX」と名付けます。
 
一時BOXは、このような箱が最適です。
・なるべく小さいサイズ。
・スケルトンか網目状で中身が見える。
 
100円ショップで売っているもので充分。
 
そして、BOXに物が収まらなくなったら、中の物を処理するよう心がけます。
(郵便物開封、使わないなら捨てるなど)
 
こうすれば、一時BOXの中はカオスでも、外側に広がることはありません。
 
 
大掃除や引っ越しで部屋が片づくタイミングがあります。
それを期に一時BOXを設置してみることをおすすめします。
 
 
 
今回は、部屋の散らかるのは定位置が決まっていない物が溢れるためであり、それをくい止める方法として一時BOXを紹介しました。
 
 
最後までお読みいただきありがとうございました。
 
 
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小林いさむ|公認心理師

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