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「頑張らなくていいよ」で頑張る心理

今回は、「頑張らなくていいよ」で頑張る心理という話をさせていただきます。

頑張りすぎないように適度に力を抜いてほしい人にどのように言葉をかけたらよいのか参考になると思います。


人は「頑張らなくていいよ」と言われると、かえって頑張らなければいけないと思ってしまいます。

頑張らせないように気づかいのつもりで言葉をかけたのに逆効果。

人には顕在意識と潜在意識があります。
潜在意識のほうは否定形の表現を理解できないと言われています。

「頑張るな」という否定形であっても、心の深い所では「頑張る」という意味でとらえているということ。

小さな子どもにお母さんが「転ばないでね!」と声をかけていた矢先に転んでしまう。
ダイエットで「太らないように」と心に思っているのに体重が増えてしまう。

否定形の表現が潜在意識に入ってしまっているのです。


うつ病の人や心が疲れている人に「頑張れ」と声をかけてはいけないとよく言われます。
頑張って疲れてしまわないようにですね。

その気づかいから「頑張らなくていいよ」と言葉をかけがちです。
しかし、言われた当人は、ありがとうと顕在意識で理解しつつも潜在意識には「頑張る」という言葉が入っていきます。

ですので、否定形の表現を使わずに言葉をかけるとよいのです。

「今は休み時だよ」とか。


否定形を肯定形にチェンジする例として

「失敗しないように」→「成功するように」
「遅刻しないように」→「間に合うように」
「嫌われないように」→「好かれるように」


いろんなシチュエーションが考えられると思います。
意識してみると良いかと思います。

今回は、「頑張らなくていいよ」と言われると、かえって頑張ってしまう心理をお話しさせていただきました。


最後までお読みいただきありがとうございました。


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