価値あるもの。
3月11日
この日は毎年必ずnoteを更新しようと心に決めているのだが、今日は朝6時から現場を駆け回る日となっていて、とてもじゃないがゆっくりと文章を書いている暇なんてなかった。
撮影現場の夕飯休憩の時間を使って、現場の隅っこでスマホをポチポチしながらこのnoteと向き合っている。
11年経つと、こんな風に、かつての自分を思い出しながらも、今の日常に流されて時を重ねていくのだなと。
風化させたくないという思いと、今が充実していることの有り難さ。
あいにくと器用な人間ではないもので、矛盾した感情にはどうしてもモヤモヤとしてしまうものなのだ。
そんな2022年の3月11日に、こんな曲が公開された。
私が尊敬してやまないグループである乃木坂46の新曲
「価値あるもの」
今年成人を迎えたメンバーによるユニット曲で、今年結成10周年となり更なる飛躍を目指すグループの未来を照らす、優しくも力強い1曲。
この曲のセンターを務める久保史緒里さんは宮城県の出身で、毎年3月11日になるとメディアやブログを通して自らの体験や想いを発信している1人。
尊敬するグループの、応援しているメンバーが毎年この日を忘れることなく、思いを馳せる瞬間がある。
今年はゆっくりと言葉にできる時間はないと思っていたが、推しが踊り、歌うその姿に、未来への希望と、祈りを重ねる自分がいた。
人が人を想い、繋がる時間。それが自分にとって何よりも「価値あるもの」であると、ひとつの表現を通して改めて気付いたのでした。
3月11日。
些細なことでも、誰かが、何処かで、祈りや願いを込めて生きていることを。忘れずにいたいのです。
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