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何気ない呟きや記事からの繋がりが辿り着く先は…

私が書いたnoteの記事を記事にしていただきました。

「専門職へのリスペクト」について書かれていますが、私は普段から「専門職同士のリスペクト」もとても尊重しているので、大切なことを書いて下さったこの記事には共感しかありません。この記事の著者「正体不明」こと鈴木義実(@suzyoshi1)氏とは、Twitterで出会いました。
ある日、私が

例えば「心理検査担当で採用されたが、時給が出るのは検査の時間中だけで、結果や所見は自宅で作業するようにと言われている。この内定を受けるべきか?」という相談を受けたことがある。

結果と所見を書くのには時間がかかるし、何よりも被検査者にとって大切なものだけに神経も使う。いわば、専門家にしかできない作業。それを無償でやらせると?
そして超個人情報を平気で家に持ち帰ってやれという組織のリスク管理の甘さ。

こういう専門職の雇い方は止めてほしい。
そして、心理士も受け入れちゃダメだ。

彼には、入職を迷っている理由をきちんと伝えるよう助言した。話し合いになり組織が理解して変わってくれれば言うことないが、多くはそうはいかない。

例え条件が良くなくても経験を積みたかったり、経験が浅いうちは雇ってもらえるだけでも有難いと思うこともある。でも誰かが引き受けると、
私達は私達の倫理綱領で動く。
専門職としての誇りも忘れない。
@NmaruyamaKC 9月15日のツイートより

とつぶやいたところ、

この問題に関して一つの参考は「技術士法』の対応です。技術士法では「最低日報=16万円」(昔の値です)という風に処遇を決めています。「検査一回XX万」という基準値を決めていく。協会などが働きかけていく考えもるのではと思います。参考まで
@suzyoshi1氏  9月16日のツイートより

というリプライを頂いたのが始まりでした。
後に、これは昔の技術士法のお話しで、現在は報酬規定は廃止されているということを教えていただきましたが、臨床心理士や公認心理師の職能団体でこういった基準値を定めてくれれば、先のツイートのような、専門性を無視したブラックな求人は減るはずだよね、という新たな発想を持つことができました。

Twitterでの何気ないつぶやきへの返信から、広がっていく繋がりのありがたさを感じます。
余談ですが、このツイートへの反響は大きく、インプレッションは2万5千超という、私のツイートにしては珍しく多くの方からリプライもいただきました。関心がある方はぜひスレッドをご覧ください。

また、毎月のルーティンで、ご自身の興味関心がある記事をまとめ記事し、ご自身の「文庫」にされている ゆうゆう yu-yu さんは、よく私の拙記事も紹介して下さいます。

ゆうゆう yu-yu さんが記事収集をアップされるとnoteのビューが増え、フォロワーさんも増えるのでありがたいのですが、私の方も、普段は時間がなくてなかなか読みに行くことができない心理学や子どもの支援領域の、読み応えがある記事ばかりを載せてくださってるので、視野が広がり助かっています。

そういえば、この夏に #日本法令 から出版させていただいた書籍も、noteの記事がきっかけでした。

おかげで私達、就学前私設で乳幼児期の子ども達の支援をしている心理士の仕事を、一冊の本を通して、noteやTwitterを利用していない多くの人に知っていただく機会を得ることができました。

SNSを通して得られた全ての繋がりとご縁に感謝しています。
これからも、一人でも多くの乳幼児支援に携わっておられる方、関心がある方、幼稚園や保育園の先生方、保護者の皆さんとの繋がりが広がりますように。あわよくば、全国の乳幼児支援の充実へと繋がっていきますように。


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