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プレート理論の書誌学的欠陥


プレート理論 の書誌学的欠陥「検証不能性」

アーサー・ホームズの死後,それまで共著者として名を連ねていなかった妻のドリスは,第2版を改訂して「一般地質学 III 原書第 3版」を上梓した .アーサーの死後13年が経過していた.この改訂で新たに加えられた 「第 29章 プレート・テクトニクス」はアーサーの著作と認められるのか.これがプレート理論の書誌学的欠陥である.

第3版で新たに加えられた図。誰が描いたかもわからない。

29章末に挙げられた「 主な参考文献 」は,海洋研究者のものが多く,いつどのようにしてプレート理論を思いつ いたかが明らかでない. 科学史家のオレスケスは「タニヤ・アトウォータやマリー・サープのような女性を含む2ダース以上の科学者が,我々が知るような大陸移動,火山学,地震学,地球をとりまく熱の流れを説明するプレート・テクトニクス理論をつくりだす要となる仕事をした」という. 誰が何をしたか責任の所在がわからないだけでなく誰が理論を思い付いたかについてのひらめきや発見の瞬間が書かれてない.

プレート理論には検証する手がかりがない.はじめに大陸移動ありきで,よってたかってそれを説明する 理論をでっちあげたと思われる.

この海洋底の亀裂を描いたのも誰かわからない。第3版で新たに加えられたもの。

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