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学校ってなんなの

学校の先生って

よく“学校の常識・社会の非常識“なんて揶揄されるが
学校大好きな先生は危険な感じがしている
問題は「学校の何が好きなのか」なんだが

私自身はそろそろ教育現場に関わって20年になろうとするが
正直、今の学校が好きかと言われると「うーん」となる

それは学校の「何が」好きなのか

自分自身も思い返せば
どっぷり学校文化に浸かろうとしていたが
現在の社会がむかう場所と
実際に今学校がいる場所とはだいぶ違うし
そもそもそこで働く先生が
それに気づいているのか
それとも過去の学校の姿にしがみついているか
だと思う


構造を考えてみよう

近代化によって作られた
次の構造を持つ施設を
あなたは思い浮かべることができます?
またどのような性質を持つ施設でしょう?


(1) 一定の期間が経たないと出られない 
(2) 無断で外には出られない
(3) 規則に反すると罰則がある
(4) 管理・監督者の指示に従わなくてはならない
(5) 号令をかけられることがよくある 

(6) 外部とは壁で隔てられている
      (壁はコンクリートなど比較的頑丈なもの)
(7) 集団行動(秩序)が重視される
(8) 各人に番号がついている 
(9) 服装が統一されている
     (履物や髪型等も統一される場合がある) 
(10) 持ち込める物に制限がある
     (持ち物検査がある場合もある)

(11) 作業時間や内容があらかじめ決められている 
(12) 食事の時間と内容が決められている 
(13) 施設に入る・出る時間が決められている
     (したがって朝起きる時間にも自由はない)
(14) 作業中は静かにし、発言は手を挙げ、
       許可されたときに可能となる 
(15) トイレに行くときも許可が必要な時がある 

これらは池田賢市さん(中央大学)が指摘された
近代化によって作られた管理を目的とする施設の特徴

公教育のこれからを考える時に聞き流せない指摘だ
学校大好きな先生に気をつけたい
学校の何が好きなんですか?って
この構造を支えるような学校の先生にはなりたくない

その構造を持つ限り、そこにいる人もその特徴を支えてしまう

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