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面接で面接官にたくさん喋らせる方法①



先日の記事で面接に合格するための方法の一つとして、
求職者ではなく面接官の方にたくさん喋ってもらうということの意義をお話しした。


今回は、実際に面接官にたくさん喋ってもらう方法に踏み込んでいきたい。


①面接官が喋り始めてから、あるいは最初からよく喋るおじさん面接官に当たった場合(非常にラッキー)の聞き方

②面接官に喋らせるパス出し

上記2項目に分けて解説していく。
今回の記事は①の部分について。


①面接官が喋り始めてから、あるいは最初からよく喋るおじさん面接官に当たった場合(非常にラッキー)の聞き方

確変お喋りおじさん


繰り返しになるが、よく喋るおじさん面接官に当たった場合は非常にラッキー。

面接終了後、「私よりおじさんの方がたくさん喋ってたな…」
という感想になれば大体数日後には面接通過の連絡が来る。
おめでとう、ありがとう!お喋りおじさん!



ちなみにこのケースは現場の部長クラスに多く、人事担当者の面接ではほぼ発生しない。
フェーズでいうと一次面接が多いだろう。
通過を手にするだけでなくここでしっかり情報をとって、次回以降の面接に活かしてアップデートしていこう。

アプデしよ!



●マインド
まずここ。
「あなたの話にめちゃくちゃ興味があります」という姿勢で臨むこと。
自分のことを話さなければ、アピールしなければ、という意識は捨ててOK。
それでも不安になってしまう時は、「今は聴く力が測られてる」と思ってみると良い。



●傾聴
「あなたの話にめちゃくちゃ興味があります」を示すには手っ取り早く傾聴の姿勢を示せば良い。
下記は一般的な傾聴の姿勢だが、面接用にアレンジしているので是非参考にしてほしい。


・相手の目をじっと見る
難しい時は口元や眉間でもOK

・やや前のめりの姿勢
椅子の背からやや背中を離す程度

・笑いどころはしっかり笑う
明らかな笑いどころがある時はさも面白そうに笑ってください。
手を叩いたりする必要はありません。
少々抑え気味に、女性なら口元を軽く押さえるなどしても良いでしょう。
相手の話が面白くてたまらず、つい笑ってしまった、というムーブをしてください。

叩けそうなら叩いてもいいですが…



・相槌
バリエーションを用意
「はい」「なるほど」「そうなんですね」
「え〜」「はいはい」
あたり、抑揚をつけることが大事

・適度に口を挟む
話を聞いていて思いついた感想や、さらに聞きたい部分は、タイミングを見てどんどん発言しよう。
そうするとさらに2倍3倍に膨らめて面接官がまた喋り始めるからだ。
大抵話題の切り替えのタイミングでこちらに意見を求めたきたり、息継ぎがあるので、その時に発言しよう。
 「今のお話で、○○の部分が私の現職の△△な部分と親和性があるなと考えておりました。」
 「業界について〜〜という話を聞いたことがあり、先ほどのお話もそういうことなのかなと思いました。」
 「先ほどの□□というプロジェクトは、××ということですか?」
くらいで大丈夫。とにかく率直に伝えよう。

そしてそれに対する相手の話には、さらに相槌、傾聴、さらに質問。これで面接時間はほぼ終わる。
面接官は非常な満足感と共にあなたに面接通過の判断を下す。




・メモ
リモート面接ならこれ見よがしにメモをとっていることをチラ見せ
特に逆質問の時は必ずやるべき
ペンを少し画面に映るようにするだけでOK
ただし相手の目と目を合わせることが最優先なのでタイミングは見極めること
逆質問のタイミングだけがおすすめ

スマートにメモりましょう



・+α 相手と同じ組織の人間であるかのように話す
これは若干中級クラスのテクニックなので、頭に入れておいて、もしできそうなタイミングがあればやってみる、くらいで大丈夫。
もしも相手が、会社や部署のミッション、今後こういうことをやっていきたい、みたいな話をしてくれたらチャンス。
それを外側から見るのではなく、自分も面接官と同じ会社・同じ部・同じチームの一員であるかのような聞き方、コメントをしよう。

面接官「これからは親会社経由じゃなくて直商流にシフトしていきたいんだよね。」
あなた「あーー、たしかに○○の分野でシェアとっていきたいですね!そこをまずは一件取れると強いですよね。」

みたいな感じ。
いつの間にか面接官はチームメンバーと話しているような気持ちになって、どんどん話が進んでいく。




ざっとこんな感じ。
どう?非常に一般的でしょう。

逆に考えてみてほしいのは、もしこういうふうに自分の話を聞いてもらったらどう思うかってこと。

めちゃくちゃ気持ちいいですよね?
目を見て、乗り出して、笑ってくれて心をこめた相槌に適切な質問、最後にはメモ…
俺のことめっちゃ興味あるんだって思いますよね?



難しい場合は、自分が話していて気持ち良い相手を観察して見て、それを真似してみましょう。
自分だったらこういうふうに話を聞かれたら気持ちよくなってどんどん話しちゃうな、というのを普段から見ておくとあらゆる場で役に立ちます。

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