元会長におすすめすべきは現代のJ-pop
このジャンルの話は時の流れが緩やかに感じる。
3年くらい前の発言だと思い込んでいたが、実際はどうやら昨年2021年の話だったそうで、なんだか色々ゾッとする。
当時の東京オリンピック会長を務めていた頃の女性蔑視発言、要は「女性がいると自分の思い通りにならない」と取れるもの。
少し前にピンク・レディーのサウスポーを聴いていて、引っかかる歌詞があった。
1978年のヒット曲。
一緒にすると可哀想なので名前は出さないが、作詞はもちろんあの有名すぎるお方。
野球の試合、男性ピッチャーは監督やコーチの指示(弱気なサイン)に従い、女性ピッチャーは従わない生き物だと言っている。
44年前はこんな歌詞がウケて、性別によって性格は分けるものだとみんなが納得し信じている、そういう時代だった。
だが今は違う。それは多くの人間が分かっているはずのことだ。
ひょっとしたら、当時の会長はこの時代から現在に至るまで思想がアップデートされていない状態なのかもしれない。
44年も。
この頃の時代の楽曲は他にもこんなような歌詞はいくらでも見かける。
性別によって性格が決められていて、歌詞に載る言葉は正義であり絶対的存在だったのかもしれない。
性別や年齢にとらわれた記者は、この後の首相らによる貿易や経済に関する会見の内容なんかはさぞどうでも良かっただろう。
過去に女性差別があったのは世界的な事実、しかし過去を振り返りながらの発言ではなく、未来を見据えながらの発言を心がければ、結局は余計な議論となってしまうような話も起こらない。
最近のJ-popは性別にとらわれない歌詞が多いとテレビでなんとなく聞いた。
元会長がもし、歌詞に流されやすい人なのであれば、現代のJ-popをたくさん聴かせてあげたいと、私は両手にBluetoothイヤホンを構えてスタンバイしている。
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