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熱中症・脱水症を起こした選手への対応

今回 私がマラソン・駅伝の救護をした時に対応した熱中症・脱水症を起こした選手に対してどのような状況だったか・対応や処置をしたのか又は見てきたのかを書いていきます。
始めにこの記事は参考にしていただくために書きますが、処置を間違えると命の危険もあります!大会に医師・看護師がいる場合は必ず指示に従う事、いない場合は病院へで診てもらう事。

先日、駅伝の大会の救護に参加してきました。救護スタッフにPTの方や看護師・柔整師がいました。
午前中は風が強く20度以下の気温で涼しくじっとしていると寒いくらいで午後からも22度位の気温だったので熱中症の心配はあまりしていませんでした。
今回、救護対応した選手はすべてゴール後に運ばれてきました。

1人目はゴール後に草むらに倒れて込んだ後に両足がツッテしまい動けなくなってしまったのでその場でまずストレッチを行い足がツッタのが落ち着いた後に車いすに乗せて救護所に移動しました。看護師がみたところ脱水を起こしているが血圧や脈もしっかりし意識もしっかりしていたためにまずオーエス1を飲ませて足が再度ツッテしまったらストレッチと軽いマッサージを施し状態が安定するのを待ちました。その後、立ち上がっても荷重をかけても再度ツル事がなかったので選手の処置は終わりました。

2人目は走っている最中に足がツッテ1度止まっていたのをスタッフが確認しその後、コースの途中で歩いてる様子が目撃されていたので途中棄権を視野に入れてゴール地点で待機していました。ゴール付近で選手を目視したところすでにふらついていました。PTの方とストレッチャーを用意してゴールした瞬間に倒れると予想されたので受け止められるように待機しました。選手は予想通りゴールした瞬間に倒れこんだので受け止めてそのままストレッチャーで運びました。選手はゴール前から足がツッテいる状態で走っていたために下半身の筋肉がツッテいました。ストレッチ・マッサージと水分補給を施し選手が泣いて興奮状態だったために看護師が選手を落ち着かせていました。足がツッテいたのと選手の精神が落ち着くのに30分ほどかかったのですがその後、選手が寒いさを訴えてきたので次にタオルなどで保温を行いました。手の痙攣が少しあり体に力が入らない状態でした。
選手に食事について聞いたところ最近は暑さで食欲がなくあまり食事がとれていないようでした。しかも1週間で3kgほど体重が落ちていたらしく、競技前からエネルギーが足りていないようでした。そのため脱水にプラスして低血糖なのかエネルギーがなくなっている可能性もありグミやチョコレートを食べさせました。その後、しばらくは足に力が入らなく1人では立てなかったのですが少しずつ支えがあれば歩行可能になり友人に支えられて帰っていきました。少し心配でしたが僕が救護から帰るときにその選手が1人で歩いていたので安心しました。

3人目はゴールした1時間後に嘔吐しその場から動けなくなりチームメイトが救護所に来ました。僕と看護師が現場に行ったところ選手は横になっており少し嘔吐していました。看護師が血圧・脈・体温を測ったところすべてが下がっていて意識はあり受け答えはできるものの少し視点が定まっていないような感じでした。その場で吐き気が落ち着くまで吐かせた後にオーエス1を飲ませたのですがすぐに吐いてしまいました。救護車を要請していたので選手をストレッチャーに乗せて救護車で救護所に運び、オーエス1を飲ませたのですが吐いてしまい自身での回復ができないと判断し救急搬送が必要だと監督に伝えました。
大会では監督が選手の責任者になるので救急搬送を必要とする場合には監督了承が必要でした。しかし、監督は救急搬送を拒否し選手はこちらで様子をみると選手を連れて行ってしまいました。その時、看護師はこのままだと意識障害を起こし体の痙攣など起してしまうので救急搬送をしないのでしたら監督が病院に連れて行くように強く伝えたにもかかわらずに話を聞きませんでした。
その後1時間も立っていないと思いますが選手の容態が悪化したので救急搬送をお願いしますと監督は戻ってきました。
すぐにPTの方が救急搬送の電話をして僕らは選手をストレッチャーに乗せ救護車で救急車との合流地点まで選手を運び救急隊員に引き継ぎました。

今回、監督の対応がかなり悪く、書いてはいませんが救護スタッフにかかわろうとせずに選手の対応や態度が悪く指導者をやめてほしいと思ってしまいました。

最期になりますが、熱中症や脱水症を起こした選手の状態を診るうえで大切なのが
1つ目に、意識がしっかりしているか?
2つ目が、水分を摂取できるか?食べられるか?
足の痙攣や脱水を起こしていても意識がはっきりしていて痛がっていたりふらついていても声に力がありしっかりしていれば問題になることはほとんどないようです。しかし、意識レベルが下がりハッキリしない又は意識がなくれる場合は救急搬送が必要になるそうです。
2つ目の水分が補給できるのかが大切になり、自身で補給できれば脱水症が改善されるためにいいのですが先ほど書いたように水分補給ができない・補給してもすぐに吐いてしまう場合は自身での回復が難しいために医師・病院で点滴をしてもらう必要があるようです。そうしないと自身での回復が難しいために先ほどの選手のようにどんどん容態が悪化してしまいます。

今回、駅伝の救護スタッフとして参加させていただいた時に対応したことと勉強になったことを書かせていただきました。少しでも参考にしていただけたら嬉しいです。

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