女性アスリートの三主徴
女性アスリートで問題になる三主徴というものがあります!これは摂食障害・無月経・骨粗鬆症の三症状を言います。この健康障害は特に学生アスリートが気をつけないといけないと思います!そして柔道やレスリングなどの体重別の階級がある種目やマラソンなどの体重が軽い方が良いとされる種目で多いです!
三主徴だと骨折や健康不良の原因になる可能性が
女性アスリートの調査で疲労骨折を起こした選手を調べてみると疲労骨折を起こした女性アスリートに続発性の無月経の選手に多くみられ月経が不規則の選手にも多くみられました。
月経異常がみられるアスリートは免疫力の低下がみられ月経が正常なアスリートよりも上気道感染症にかかる選手が多くみられました
他にも LDLコレステロール値や他の血液数値が悪化する傾向があるといわれ、循環器疾患のリスクの増加が懸念されています!
なぜ三主徴になるのか?
ズバリ!エネルギー不足です!
摂取カロリー-消費カロリー=月経などに利用できるエネルギーがあるか?
以前では月経周期を維持するためには体脂肪がどの位あるかを診ていました。体脂肪が22%より下がると月経異常診られるされてきましたが、体脂肪と関係なく高強度のトレーニングやあらゆるスポーツで月経異常が診られました。月経などの生殖機能や女性の成長や維持には多くのエネルギーが必要となり現在では必要なエネルギーの低下により月経異常がおこるとされています!ストレスなどの精神的な影響もあるのですべてがエネルギーによる問題ではありません。
摂食障害 骨粗鬆症 無月経すべてが関係している
これらは1つ1つ単体で問題がおこるわけではなく摂食障害(栄養摂取不足)によりおこってきます!
摂食障害(栄養摂取不良)→無月経→骨粗鬆症
まず必要量のエネルギー摂取ができずに月経などの生殖機能に必要なエネルギーが不足し月経異常がおこり、月経異常がおこると女性ホルモン分泌の低下を起こします!女性ホルモンは骨代謝の維持に関与しておりこれが低下すると骨の強度が維持できなくなり弱くなってしまい骨粗鬆症をおこしてしまいます。すると、運動に骨が耐えられなくなってしまい疲労骨折をおこしてしまいます!
女性アスリートで体重が増えてしまうと階級が維持できなくなる!体操選手などでは容姿を気にして!陸上やマラソン選手では身体が重くなる!などの理由で食事を制限してしまう選手やコーチ監督が体重や容姿の変化に指摘してしまいエネルギー摂取を制限してしまうことが多いです!
体重を気にするあまりに食事を制限してしまい骨が弱くなり体調も悪くなりケガをしてしまっては元も子もなくなってしまいます!
僕の所に来た選手に夜はご飯を食べると身体が重くなるから食べないと言った選手がいたので身体が重くなることなんかないし、かえってエネルギー不足でパフォーマンスが下がるしこの時期にちゃんと食べないと成長に必要なエネルギーが足りなくなり骨や婦人科系に悪影響が出てしまうと指導しました!コーチや監督には選手の栄養面や身体の事をもっと注意してほしいです
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