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海外生活マレーシア 2月9日 内省の日

普段はアクティブな日々を過ごしているのだが、この日は久々にやる気が起きない日だった。だいたいこういった日は年に数回やってくる。

こんな日は内省するに限る。

海外生活を長く続けていると、日本が嫌いになったの?日本の方が稼げるのにどうしてマレーシアにいるの?とかよく聞かれる。

なかなかスパッと答えるのは難しい。だってぼくは日本が好きだから。

馴染めなかったというか、日本に背を向けたのは多くの人が感じているように日本の働き方だった。長時間労働、上がらない給料、リフレッシュできない休暇制度、などなど永遠に日本の労働についての悪口は言える。

しかし一方では理解していることがある。

その状況に身を置いているのは、自分が人生で選択してきた結果なのだと。

努力の足りなさや将来を考えない人生設計、仕事でいうとスキルを身につけるべきタイミングで何もアクションを起こさなかったこと。

あらゆる選択肢の中からぼくは「難しくない」と「簡単である」の間のなんとも言えない中途半端なものを選んで生きてきた。

だから結局誇れるスキルなんて持っていなかった。日本ではそういう人間は往々にして職場環境が良くない場所で働くことになる。

ぼくは決してブラック企業にいたわけではなかったけど、それでも自分を変えたい、いや変えるべきだと遅まきながら気づき海外に飛び出した。

それから香港・インドの駐在を経て、カンボジアで起業し、現在はマレーシアの外資系企業で働いている。

ここ数年は自分が選んできた道に誇れるようになっている。つまりほどほど難しい選択肢を選んできているから。

人生どこかで難しいことにチャレンジしたり、周囲がびっくりするくら努力することは正しいと思う。

個人的にはそれに気づいたのが遅かったのが悔やまれる。

現代は情報はなんでも手に入るから行動は移しやすい。でも多すぎる情報は時に「選べない」状況を作ってしまう。

大切なことは自分のやりたいこと、好きなことを見つける。そして逆算してそれを仕事にするには何が必要かを見極める。

自分にとってやりたかったことは海外で何かチャレンジしてみたかったこと。

すっごく抽象的だけど、それだけでも行動が起こせた。

時には情報をシャットダウンして、内省する時間を作ってみてはどうでしょうか。本当の自分は自分の中にあり、それを見つけてあげるのは大変だけど大事なことですよ。

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