2021年に読んだ本ベスト17

2021年に出た本を中心に、昨年読んだ本のベスト17です。今年はコメントつけました。

アンデシュ・ルースルンド&ベリエ・ヘルストレム著/ヘレンハルメ美穂訳『三秒間の死角』ハヤカワ・ミステリ文庫
アンデシュ・ルースルンド&ベリエ・ヘルストレム 『三分間の空隙』ヘレンハルメ美穂訳、ハヤカワ・ミステリ文庫
この2冊、というか4冊には参りました。すっかり北欧ミステリーの虜です。

今村昌弘『魔眼の匣の殺人』東京創元社。1冊目よりずっと良かったことに驚きました。

吾輩は猫である。今更なんだけど、結局、一番笑ったのはこれでした。旧かなづかいで読みました。

ソクラテスの弁明。続いて、古典のトレーニングと思って読んだら、薄べったい本から、世界が広がりました。

近藤康太郎『三行で撃つ 』CCCメディアハウス。そして、古典を読み始めたのが、この本の影響です。

森達也『相模原に現れた世界の憂鬱な断面』講談社現代新書。見えていない問題が合って、それはとても大きな美濃だということに気付かされました。
 
バーツラフ・シュミル『Numbers Don't Lie 世界のリアルは「数字」でつかめ! 』栗木さつき・熊谷千寿訳、NHK出版。データと自分の認識のズレがすごいです。特に、原発については考えさせられました。

スティーヴン・キング『アウトサイダー』白石朗訳、文藝春秋。ますます面白くなっているキング!

青木理・安田浩一『この国を覆う憎悪と嘲笑の濁流の正体』講談社+α新書。ニュースとかをほとんど見ないのですが、無関心ではいたくないので。

紫金陳『悪童たち』ハヤカワ・ミステリ文庫。中国ミステリーも熱い。北欧ものもそうですが、各国の現代社会の一面が見えるのも魅力。

レイチェル・アボット『殺人ゲーム』関麻衣子訳、角川文庫。最後までドキドキが止まりません。

オルハン・パムク『パムクの文学講義』岩波書店。読みたい本が増えてしまいますが、小説を愛する者としては必読書でした。

ジェフリー・ディーヴァー『魔の山』池田真紀子訳、文藝春秋。久々に格好いいヒーローに出会いました。 
 
そしてここからは、創元推理文庫、怒涛の3連発!

エリー・グリフィス『見知らぬ人』創元推理文庫。面白い。しかも、現代に生きる女性が生き生きとしているのも魅力です。

ホリー・ジャクソン『自由研究には向かない殺人』服部京子訳、創元推理文庫。ベスト1。青春です。とにかく読みましょう。

ケイト・モートン『湖畔荘』創元推理文庫。こちらもベスト1。今、2回目を読んでいます。すごいです。


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