書評・香山哲『ベルリンうわの空 ランゲシュランゲ』イースト・プレス
一言で言うと、このコミックを読むと、元気が出ます。
丁寧に生活することを大切にしながら、悩んだりやる気が出なかったりの毎日を過ごし、視野を広げていこうと考えつつ楽しく生きていこうとしている著者のすがたが清々しいです。
しかも異国ベルリンで。
コツコツやろうと決めたことに取り組み続ける偉大さ、みたいなものが絵と言葉からじわじわと伝わってきます。漫画って、こういうことも表現できるのだなあと、なんだか嬉しくなりました。
そしてぼくも、コツコツじりじりとちっとも特別でない毎日を楽しんでいくことで、特別なものにしていきたいと願うのでした。
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