ボーク:セットポジションでの完全静止

野球規則 6.02(a)(13)
投手がセットポジションから 投球するに際して、完全に静止しないで投球した場合。

とありますが、多くの人が体の前でグローブを一度止めれば良いと考えているのではないでしょうか?
実際に試合を見ていると、体の前で右手に握ったボールをグローブの中に持って両手でボールを保持した状態を作り、その状態で両手もグローブも数秒間動作は静止しています。
これがセットポジションの姿勢であり、なんらボークではないはずです。

でもちょっと待って!
野球規則には「完全に静止」と書いているだけで、体のどの部分が静止しないといけないとは書いていませんよね?
本当に両手が静止すればそれで良いんでしょうか?

僕が球審をしている時、
体の前で両手でボールを保持しているグローブが静止していても、手の微妙な位置、足先の微妙な位置を調整するためにチョコチョコ動いている投手を見かけます。
手だけでなく足先の動作まで完全に静止しないうちに投球したら、僕はボークの判定をします。

何故なら、セットポジションの姿勢で足先から頭のてっぺんまですべてが静止して初めて完全な静止だと認識しているからです。
もし自分がバッターで、投手の足先が微調整のために動いていたら、まだ投球しないと思います。
もしその状態のまま投球されたら一瞬 ??? って思うでしょうね。
そのような投球を正規の投球とは僕は考えていません。

これって厳し過ぎますか?

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