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noteを作った理由 〜私らしい言葉が見つからない話〜

タイトルの通りです。
今日はこのnoteを立ち上げようと思ったきっかけというか、理由をお話ししていければと思います。

本来ならこういうのは最初の記事で書けよって話ですが、ああでもないこうでもないと悩んでるうちに、先に書評というか読了記録の方をいくつか投稿してしまいました。

さて、そもそも。
私、こういったブログや日記のようなものを書くのがとんでもなく苦手です。書評のようなものも同様。

じゃあなんでって感じでしょうが、決して嫌いなわけではないのです。
でも苦手。苦手なんです。

文章が書けないわけではないです。
むしろ夏休みの宿題でよくある読書感想文なんかは、読書含めても一日あればかけてしまいます。
それなりに評価されていたのか、一生徒としての「学校での思い出」みたいなやつが文集に載った事もあります。
これは確か担任に依頼されて書いたものでした。
面白いかは別として、一次及び二次創作の小説を書いた事もありますし、芝居の脚本を書いた事もあります。

作文が苦手なわけではないんです。むしろ言葉を紡ぐ事自体は好きな方です。
じゃあ何が苦手なのかと言えば、書いた文章そのものです。
自分が書いた文章が、自分の本当の感情や思い、思想とリンクしていないような気がしてならないんです。

学校の成績的な意味でのいい文章はそれなりに書けると思います。
でもそれはあくまで「模範解答」な文章であって、私の素直な感情とはリンクしていません。

じゃあ私の素直な思いを書いてみよう。
…そうすると、途端に書けなくなってしまうんです。
いくら書いても、どこかで誰かが言っていたような、薄っぺらなことしか書けません。

例えば映画を見た時。
面白かった。凄かった。○○の演技が良かった。

そんなありきたりなことしか言えないんです。
何が面白かったのか、凄かったのか。
演技がどう良かったのか。
そういうのが自分の言葉として出てきません。

いつだったか自覚したのは、大好きな作品「ハリー・ポッター」に関する発言をしていた、とあるTwitterの呟きでした。

その方の呟きはなんというか、とても細かくて、いろんな伏線に気がついたり、キャラクターの行動や理念から自分自身の理念と照らし合わせて発言したり、まあとにかく「厚み」が凄かったんです。

対して自分はどうか。

○○が死んでショック…とか××の過去やばい、泣ける…とか(○○と××がどのキャラかは想像にお任せしますが)、自分で聞いてもまぁ薄っぺらいこと。

書き忘れましたが私そもそも属性としてはかなりオタクな方でして、けして「金曜ロードショーでたまたま見た」とかくらいの好きではなく場合によっては引かれるレベルでハリポタが好きなんです。
原作も映画も何度も見たり読み返したりしていましたし、関連書籍買い漁ったりグッズ買ったり二次創作に手を出してみたりと割とお手本のようなオタクです。

それなのに好きなものに対して薄っぺらい感想しか言えない自分にショックを受けました。
(Twitterの方に対しては少しばかり嫉妬はありますが、単純にすごいなと尊敬しております)
オタクへの偏見というか思い込みもありますけど、やっぱり好きなものがある以上、それに対して色々語りたいわけです。自分の言葉で。

当然作品に触れて何も感じていないわけでもないです。
多少淡白な気はしますが感受性皆無というわけでもなく、「泣ける」作品は大体普通に泣きますし、自分と重なる部分のある登場人物には感情移入してしまいがちでもあります。
自分の中に何かしらの感情が渦巻いているような、そんな感覚も確かにあります。

それでも言葉にしようとするとうまくいかないんです。
何を喋っても「模範解答」になってしまいがちで、自分の本心とかけ離れているような気がしてなりません。

最初にこの投稿をしようと思って時間が経ってしまったのも、これが理由です。
ここまで何回もスマホのメモに書き込んでは書き直したり読み直したりして、どうにか自分が思っている事に近づけて書いています。


私らしい、私の感情を表す言葉がなかなか見つからないんです。
多くもないですが致命的に語彙がないわけでもないと思います。
それでも思いつかない。書いてみてもなんか違う。

もしかしたら私だけなのかも知れません。
でもきっとこういった悩みを持つ人はほかにもいるんじゃないかなと何となく思っていて。
あとやっぱりいちオタクとして自分の感情をうまく表現できないのも悔しい気がしてこのnoteを立ち上げてみました。

やってみたいことは色々あったのですが書評ブログをやってみようと思ったのは、文章を読んで文章を書くという流れが単純で、しかもインプットも出来るかなと思ったのと、お話ししてきた通り自分らしい感想を書くのが苦手なのでトレーニングとしてはうってつけかなと考えた次第です。

頑張って書いてきましたが今日のこのnoteも既に自分の感情に100%リンクしているとは言い難く、今まで投稿してきた読書感想も同様です。

とはいえいきなり出来る様になるとも思ってないので、気長に気楽にやっていけたらなと思ってます。

最後に、もし同じ悩みを持つ人がいるなら。
どんな風に日々過ごしてるのかとか、こうやって解決してるとか、教えていただけたら嬉しいなと思います。

#自己紹介
#熟成下書き

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