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『サードドア』を読んで、心に残った言葉。

“誰だって生きていれば何かしら経験する。それを面白おかしく語れるかどうかで、違いが生まれるんだよ“

主人公が面白 い経験を持っているにも関わらず、そのエピソードを語らずにいたため、知人からアドバイスを受けたシーンです。
伝える力の重要さを改めて気づかされる言葉でした。


”真実は決して白か黒かで割り切れるものじゃない。グレーだ。すべてはグレーなんだ。”

Facebookのザッカーバーグも、Microsoftのビルゲイツも、大学を中退する前に休学していたことを知った際の言葉です。
著名人の軌跡が本や映画になる時は、思い切りよく決断しているシーンが描かれがちですが、現実は深く考え、小さく試し、慎重に行動していることもたくさんあることを気づかされます。


”お前はたくさんの人に連絡をとり、その中の一人にうまく当たった。お前の力の及ばないところで、予想し得ないかたちでな。その時相手がどういう状況にあるかなんて、お前に知る術はないだろ。彼らが今機嫌がいいとか、誰かの力になりたいと思っているなんて、お前にはわかりっこない。だからバランスよくトライする必要があるんだよ”

なかなか結果が出ない主人公に対し、アプローチする著名人を一人に絞るなという友人からのアドバイスです。
タイミングの大切さと、そのタイミングは計ることが難しいことを痛感します。だからこそ、あらゆる人にアプローチすべきということですね。


”その入り口は、行列から飛び出し、裏道を駆け抜けて、何百回もノックして窓を乗り越え、キッチンをこっそり通り抜けたその先に、必ずあるんだ。”


「サードドアとは?」を説明する一文です。
この本を読む前は、人生のサードドアと聞くと、どこか裏技的に簡単に道が開ける方法が書かれているかもしれない、という淡い期待もありましたが、書かれていることは他の人が通っていない(通らない)道を、何度も何度も挑戦することだということが分かりました。

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