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バルカン半島を点々、郷土菓子を尋ねて<アルバニア>

<アルバニア>トーチカがある国

 発展著しいティラナの街を歩くと、発展に追いついていない部分も見かけます。

社会主義時代のアパートメント
赤と黒のコントラストが美しいビル

 独特センスのカラフルな高層建物が次々と建設されるなか、まだまだトーチカや社会主義時代の建物が見かけられる新旧合わせ持つ都市がティラナです。

 鎖国時代、ホッジャは他国からの攻撃に防空壕のような役割を果たすトーチカを全国各地に何十万機も配しました。

トーチカ

 トーチカとは、ロシア語で点を意味する軍事用語で、攻撃から兵士を守るための防御陣地を指します。

 分厚いコンクリートで造られ、命中弾の効果を減らすために外壁が円形になっているのが特徴です。

 内部には数人が入れるくらいの空間があり、敵を射撃するための小窓が設けられています。

 ホッジャの死後、新政府は開放政策へと舵を切りました。

 社会主義を彷彿とさせるレリーフなどは投石の対象となりました。負の遺産として残しているものもあれば、取り残されてしまったものもあります。

カフェ
レヴァニ&ホットティー

 今夜のデザートは、スタイリッシュなレストランのオレンジ風味のレヴァニ。セモリナ粉またはデュラム小麦にオレンジを混ぜてシロップに浸して作られています。中東、ギリシャ、アルバニア、トルコの一般的な家庭のデザートの一種です。

広場のメリゴーランド

上の記事はバルカン半島の郷土菓子を尋ねる旅の途中の記事です。
他地域の物語も読んでいただけたら、幸いです🍀

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