風呂上がりの水と透明な声

2023.4.28 14:43

予定通りスーパーでカレーの材料を買い、シャワーを浴びて髪を乾かした。
私は髪を洗って乾かすことがなにより苦手なので、それができた今日は自分を褒めてやりたいと思う。ただ、ドライヤーをしたら床が髪の毛だらけになったので、掃除機をかけた方がいい。なにせ、今週はまだ一度も掃除をしていないのだ。普段は三日に一度くらいはかけるようにしているのに。旅行ボケと言えば言い訳が立つだろうか。
かけた方がいい、と思いながらPCを開いてしまっている辺り、やる気が感じられない。

風呂上がりのジントニックはいつもより美味しい、というのは今日発見した。なんというか、すごく美味しい水みたいな感じがする。透明だし。
ラムコークと迷ったけれど、甘さのないジントニックはすっきりと飲みやすい。これからは苦手な風呂に入ったご褒美にしてみようか。

15時から電話する約束をしていた人が、仕事が長引いて1時間半遅れる旨の連絡をくれた。15時ではせわしないと思っていたので、むしろ助かった。それまでに夕飯を作ってしまえたら楽だ。なにせ、今日はカレーなのだから。冷めても温めれば美味しく食べられる。

件のＳＮＳの音声配信で、私の声はなかなか好評だ。「アナウンサーみたい」であるとか、「落ち着いていて聞きやすい」と言ってもらえる。
男に褒められても下心としか思えないが、嬉しいのは、女性にも「声が好き」「声を聞いてあなたを好きになった」と言ってもらえることだ。
私の声は、いわゆる可愛らしいハイトーンな声ではなく、かといってハスキーな声でもなく、中間的な声である。親しいフォロワーには、「水みたいな声。嫌いな人はいないんじゃないかな」という評を頂いている（大好きな表現なのでしばしば自慢させてもらっている）。
取り立てて特徴はなく、その裏返しに欠点もなく、まぁ癖のない声なのだと思う。だから「アナウンサーみたい」なのだろう。

声優でいうと花澤香菜さんのような、可愛さ120%！みたいな声には大変憧れる。一方で、坂本真綾さん、沢城みゆきさん、早見沙織さんのような、さらりとした透明な声、おそらく女性が思う「きれいな声」のような人も好きで、自分は（どちらかというと）そちら側なのではないかと思うようになった。
一瞬声優を目指していたほど声に興味がある身としては、自分の理想の声が自分の喉から出せるようになりたいと思う。
ただ、配信をしていると楽しくて早口・ハイテンションになりがちで、なかなか落ち着いたきれいな声というのが出せない。これから修行しようと思う。

さぁ、読み返した限り、私はこれから１時間半で掃除機をかけ、カレーを作らなくてはいけない。ひとりごととは言え、書いたことはやらなければ。酔っぱらいだけど、がんばるぞ。