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オランジーナと子どもの頃のこと

オランジーナという炭酸飲料が好きで、見かけると週に一本くらいは買ってしまう。一日にコップ一杯までと決めているので、500mlを飲み終えるのにいつも三日かかる。もともと微炭酸なので、三日目にはほとんど気が抜けている。それでもおいしい。

この飲み物を最初に見かけた頃は、濃い青のパッケージだったように思うが、最近は水色のパッケージの「Airy」というものしか見かけない。何が違うのか、私にはわからない。青い方も炭酸だったので、もともとエアリーなんじゃないだろうか、と疑問に思っている。

オランジーナは、大人のオレンジジュースという感じがする。シュワっとするところがややお酒っぽいし、オレンジの苦味をほんのり感じる。甘いだけじゃないところがいい。いや、十分甘いのだが。
氷を2つ入れて、カラカラ揺らしながら飲むのが好きだ。私は下戸なので、お酒を飲んでいるつもりで飲む。あたかもオレンジのリキュールを炭酸で割ったカクテルを飲んでいるように。

不思議なのは、子どもの頃の私はオレンジジュースが好きじゃなかったことだ。オレンジジュースはいかにも子どもっぽいイメージだし、味も好みじゃないので自分からはまず選ばなかった。りんごジュースとぶどうジュース、それから野菜生活の黄色が好きだった。マンゴー味のやつだ。

なぜ好きなジュースについてわざわざ書こうと思ったのかわからないが、私のスマホのメモには確かに、「note オランジーナ」と書いてある。どこかのふとしたタイミングで、オランジーナについて書きたいなぁと思ったのだろう。もともと山もオチもないnoteしか書かないので、題材はなんでもいいのだ。

好きなオランジーナを、炭酸が抜けてしまうにもかかわらず一日一杯しか飲まないのには理由がある。小さい頃そうしつけられたからだ。
ジュースは一日一杯まで。ジュースとアイスは一日にどちらか片方だけ。
大人になったいま、そのルールを守る必要はどこにもないのだが、なんとなく守っている。いや、ジュースとアイス両方の日はあるかもしれない。

ジュースに限らず、美味しいからと言って飲みすぎない、食べすぎないというのはいい教えだったと思う。私はいまも、そのように生きている。

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