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日曜日の朝、午前7時

今朝は4時、5時、6時とたびたび目が覚めて、6時にいい加減嫌になって起きだした。薄いパジャマに夏用のタオルケットで寝たので、少し寒かったのかもしれない。

くもりだけれど、シャッターを開けると室内は明るくなった。朝の風が心地よくて、窓を少し開けた。カラスの鳴き声が聞こえる。

空気はひんやりとしている。
部屋の壁に飾るように掛けてあった、ショールを肩に羽織った。数日前、姉が誕生日プレゼントにとくれた、手編みのショール。白から水色へグラデーションになった毛糸を使っていて、花のような透かし編みも入っていて、素人の手作りには見えないくらい綺麗だ。綿とアクリルの混ざった毛糸でできているので、さらっとした夏向けの質感をしている。

姉は昔から編み物が好きだった。幼稚園の頃の私は、姉の作ったピンクのマフラーをいつも巻いていたし、何年か前は編みぐるみ作りに凝っていて、くまだとかうさぎだとか、いくつも作って空き箱に詰めていた。

ぼんやり本をめくったりしているうちに、7時を過ぎた。
寝ている夫のそばに行くと、眠たそうに「おはよう」と言ってくれた。「7時だよ。まだ寝るでしょ?」と聞くと、「うん。あと30分くらい」と答えた。
夫はいつも早起きして仕事に行くので、休みの日くらい心ゆくまで寝かせてあげたいと思うのだけれど、私は日曜日がくるのが嬉しくてたまらなくて、いつも日曜日に限って早起きしてしまう。それで、たいてい一人の時間を持て余している。

熱いコーヒーを淹れて、サイドテーブルに置いてPCを開いた。
こうして何も考えずにぱたぱたとキーボードを叩いていると、心が落ち着く気がする。

私はnoteを書くときは、スマホではなくて、PCを使うのが好きだ。スマホはLINEやTwitterなど、短い文を書くには便利だけれど、こうして長い文章を書くのには向いていないと思う。
特に、去年の暮れにiPhoneからandroidに買い替えてからは、スマホ自体が大きすぎてタップミスが多くなったのと、予測変換の使い心地に慣れず、誤字がとても多くなった。
大学に入るときに父が買ってくれたノートパソコンは、すっかり使い慣れて手に馴染んでいるし、予測変換も使いやすいものを入れているので、大変快適だ。

7時40分。そろそろ夫を起こしてもいいだろうか。でも、きっと8時までは寝たいと言うだろうな。それまでは何をして過ごそう。読みかけの江國香織を、もう少し読もうかな。

ところで、今日のタイトルはサイモン&ガーファンクルの曲名をもじってみたのだけれど、誰か気づいてくれただろうか。


姉手作りのショール

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