リチャード・ラッセル。アクション俳優のような名前のその男はある日、本物の飛行機を「盗んで」飛ばした。まずはその映像から。
2018年、アメリカ ワシントン州 シアトル。音楽の生演奏が行われ、シアトル行きの鉄道が乗り入れる巨大なハブ空港「シアトル・タコマ国際空港」で前代未聞の事件はおきました。男が盗んだのはボンバルディア製の76人乗りプロペラ旅客機。
当時の状況は? そしてどうなったのか?
今日は当時のニュースを読んでみましょう。
「のびのびと」とでも形容したくなるようなリチャードのアクロバティック飛行と管制官のやりとり、そして末路が下の映像で確認できます。
幸いリチャード以外に乗員乗客はおらず、空の飛行機をひとしきり乗り回してから自爆したようです。彼は、いったいどのような人物で、パイロット免許もないのにどうして操縦が可能だったのでしょうか? ニューヨクタイムズの報道を見てみます。
実際にどんな感じでトレーニングできるのか、興味のある方はこちらの映像をどうぞ。こんなにリアルで詳しく解説されていたら、確かに本物も操縦できそうですし、操縦したくなってしまいそうです!
人によっては「死ぬほど」飛ばしてみたくなるものか… あるいは彼を自暴自棄にさせるようなことが起きたのか。報道を見る限り、リチャードは周囲から愛されていたようで、真相は藪の中です。