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怒りに心を閉ざし始めたロシアのトモダチたち

ロシア軍によるウクライナ侵攻が始まって
16日目。

先週ぐらいから
ロシアのトモダチたちに
「異変」を感じ始めました。

彼女たちには、侵攻以来、
日々生活への影響を聞いてきました。

はじめのうちは、

恐ろしいことだ
わたしたちも戦争など望まない
早く平時に戻ってほしい

と、(ほとんどの)世界中の人と同じ感想でした。

しかし、欧米を中心に
さまざまな制裁が発動され
じわじわと生活への影響が
リアルになってくると...

みんながATMに殺到してる
お金がおろせない
物価が上がっている

と、ドラスティックな変化はまだないものの
不満が蓄積されていく様子が
報告されるようになりました。

そして、ここ数日は、
急激に語気が強くなり
平時には見えなかった
「ホンネ」の部分も露わになってきました。

切迫し、混乱きわまるほど
心の片隅に留められていたわだかまりが
堰を切って溢れ出てきている...

そんな印象です。

そんなトモダチたちの感情の発露を
今回は少しご紹介したいと思います。

■イルクーツクのKsushaから

世界がわたしたちを敵対視してる。
そして、わたしたちも全世界を敵視してるわ。

頭のおかしい連中はもう
何したらいいかわからなくなってるわね。
ロシアは北朝鮮とは違う。
わたしたちは簡単には
世界から抹消されはしないんだから。


■モスクワのOksanaから

世界がロシアなんていらないと言うのなら
そんな世界なしで生きていくまでよ。

大統領に対するあらゆるヘイトを認めないわ!
ホントのことなんて知らないくせに!
とくにヨーロッパのやつら!
もう関係ないわ。
わたしはいつだってロシアを誇りに思ってる。
だし、ロシア国民の味方よ!
わたしたちの祖先はファシズムを倒したんだ。
それはいったい何のため?
わたしたちのことを殺人者呼ばわりする
「こんな」世界のためだったの?
そういう態度で臨んでくるわけね!
わたしが住んでるのは世界一の大国なの!
そして平和を望んでる。
でも、大統領と国民に絶対手を出すな!
ヨーロッパなんかなくたって生きてけるわ!


こうしたメッセージを見るにつけ、
ボクはなんだか疲労感というか
気が遠くなるような気がしてしまいました。

反論をするような話でもないし
かといって諸手をあげて
賛同できるわけでもない。

結果、大した内容の返事もできないまま
とにかくなるべく先鋭化せず
平穏な日常を取り戻せるよう祈るばかりです。


10日には、北方領土や津軽海峡を
 ロシアのミサイルや戦艦が脅かすなど
不穏な動きもありました。

決して遠いどこかの話でなく
ならず者はわれわれのすぐそこにいる...

この状況、
みなさんはどう思われますか?

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