バスツアーで地獄を見た話
ボクはバスツアーというものが苦手です。
正確には、苦手になりました。
理由は単純明快、生理現象です。
いつの頃からか、食後30〜40分、ひどい時は直後からお腹が痛くなるんです。そして、たいていの場合、下す。。。
しかも、一度で済めばいいですが、さっきしたばかりなのに2回、3回と駆け込む時もあります。
残念ながら、そういう体になってしまったようです。
ヤクルト的なものを飲んだりしますが、改善しない。精神的なものでもなさそう。で、困ってます。
旅行好きには非常に辛い。
徒歩なら、いざとなれば公衆トイレやお店に駆け込むこともできます。
電車も、せいぜい次の駅まで我慢すればどうにかなります。トイレ付きの車両があれば安心はひとしお。
だけど、バスツアーは困る。
自分の都合でサービスエリアに寄ってくださいとか言えないし、最悪なのは渋滞です。どうにも逃げ場がない。
トイレ付きバスがあるじゃないかと思うかもしれませんが、想像してみてください。
ああ、アイツ、ウ◯コしたなってバレバレじゃないですか。しかも一度ならず頻繁に。。完全に「ウ◯コマン」って陰口たたかれますよ。ヤツらの思い出に刻まれちゃいますよ。無理無理。
あれはどこに行った時だっけ... 4年くらい前、最後に参加したバスツアー。本来ならあと10分でトイレ休憩のはずだったのに、道路事情とスケジュールをかんがみて、休憩をすっ飛ばすことになってしまった。
次のトイレ休憩まで最低でも、1時間。
地獄、確定。
目を固くつむり、息を整え、脂汗タラタラかき、恥を忍んでこっそりと添乗員にどうにかならんか相談するも、「ごめんなさい」の一言。
オレ、死んだな。
気が遠くなりました。この時ほど自分のお腹を恨んだことはありません。わかってるからご飯控えめにしたのに。ちくしょう。
人生最大の危機であり、史上最長の我慢大会でした。
祈るような気持ちといいますが、その時はもう、全身全霊で祈ってましたね。この先二度と再び悪い行いはしませんから!と。
ダメダメと思いながら、漏らした自分を想像せずにはいられなかった。でも、やっぱそれだけは実現させるわけにはいかない。頼む、耐えてくれ、オレ...
遅々として進まず、永遠に感じられた1時間がどうにか過ぎました。サービスエリアに進入するバス。振り返りボクの表情を確かめる添乗員。一触即発のお尻をガードしつつそれでも平静を装うとするボク。
ゆっくりと停車。出発時間が告げられ、天国のドアが開く。。
急ぎたい、一刻も早くトイレに辿り着きたい。でも、ダメだ。下手に激しい動きをしたらどうなるかわからない。ここは慎重に、慎重に。。
ようやく地面を踏みしめた。トイレはどこだ...
あった!距離にして30mか。ようし...
あ?
ああああ?!
行列してんじゃねーか!行列してんじゃねーか!(連呼)
バカぁぁぁぁぁ
無理ーッ!
ボクのブレーキはとうとう弾け飛びました。
駆け出すボク。
もう、なり振りなどかまってなんかいられるもんか!
猛ダッシュで駆け込みました。
トイレの「裏」に。。。
そこは草むら。人影はなし。
ここがボクの最果ての地。
各方面、本当にごめんなさい。
これがボクのベストでした。
その後のことはご想像にお任せします。
が、これを機にボクがバスツアーには二度と参加すまい(すべきでない)と固く誓ったことはいうまでもありません。
※旅行会社の方、バスツアー好きの方へ
この記事でご気分を悪くされてしまったらごめんなさい。当たり前ですが、バスツアー自体には何の落ち度もありません。純粋にボクの体質、体調管理の問題です。
今回はどうしようもない話で失礼しました!
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