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世界の窓辺から

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世界30以上の都市に暮らすトモダチから届いた目からウロコの世間話や不思議なエピソード、愉快なギフトなど「窓越しに近所の外国人と話してる感」をシェアしています。写真を撮る時なんて言…
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2022年2月の記事一覧

ベラルーシってどんなとこ?現地のシンママに聞いてみた

[2022/2/28更新] 2/24にロシアがウクライナに侵略して以来、テレビにかじりつきの日々が続きますね。  この記事を書いているまさに今、 停戦交渉がベラルーシで行われており 世界が固唾を飲んでその行方を見守っています。 ロシアが核もチラつかせながら圧をかける中 果たして一発で交渉がまとまるのか懸念されますが、 一刻も早く平和への一歩を踏み出して欲しい... 今回は、 この侵略戦争が始まるだいぶ前に投稿した ベラルーシの普段の姿について再掲します。 1.ベラル

ロシアのエージェントからミッションが届いてビビってる

5分前、モスクワのエージェントLenaから司令が来た。 WhatsAppで、ダイレクトに。 ついに来たのだ、世界が私を必要とするその時が。 私の初ミッションは、いかなるものか。 どこで、誰が、どのような窮地に瀕しているのか。 メッセージを開こうとする指先がかすかに震えている。 緊張していないと言えば嘘になろう。 が、実のところ、これは武者震いと呼ぶべきものだ。 これから起こるであろう波乱の展開を想うと、 否が応でも胸は高まらざるを得ない。 このタップ一つで、以降の私の

日本人が忘れた都市に住む美女との雑談

カザフスタン第4の都市カラガンダ。人口50万人(宇都宮市くらい)ほどのこの都市を知る人はそう多くないでしょう。 今回は、この知られざるカラガンダの地に暮らす、とある絶世の美女と話したよもやま話を。 その前に。知られざると書きましたが、実はこの都市、日本と大変濃厚なつながりがあるんです。本題に入る前に少しだけ触れさせてください。 歴史の授業などで「シベリア抑留※」という言葉を耳にしたことはありませんか? ここは広大なシベリアのほぼ南端にある旧ソ連屈指の炭鉱の町で、戦時中

夢と希望と絶望と コロナに揺れたダイヤモンド・プリンセス号の舞台裏 後編

(前編からの続き) このお話は、プリンセス・クルーズ号での勤務を夢見て見事に叶え、そして未知の恐怖と戦った不屈のフィリピン人女性の物語の続編です。 5.戦いの始まり その悪魔は、瞬く間に船内を駆け巡り、生活環境を一変させました。昨日まで大広間で陽気な音楽に合わせて踊り明かしていたグループも、レストランで世界各国の料理に舌鼓を売っていた家族も、ショッピングを楽しむ熟年カップルも、一夜にして消え失せました。 みな、自室に軟禁状態。食事はスタッフが部屋の前の床に置いていったも

夢と希望と絶望と コロナに揺れたダイヤモンド・プリンセス号の舞台裏 前編

コロナを運んで来た黒船。。。そんな言われ方もしたクルーズ船ダイヤモンド・プリンセス号。そこでは、ボクのトモダチがクルーとして働いていました。 2020年1月20日に横浜港を出港した同船の乗客で、1月25日に香港で下船した80代男性が新型コロナにかかっていたことが確認されたのが2月1日。これを受け、厚生労働省は2月3日夜に横浜沖に着いた船をそのまま停泊させ、船内検疫を開始しました。 閉ざされた巨大空間での、前代未聞の感染症。最終的に、乗客乗員3711人の約2割に当たる712

【エア散歩】イルクーツク女子の日常をのぞいてみた

こんにちは!エアトラベラーです。 今回のお話は、ロシアから。 ロシア南部、シベリアの名で知られる地域にイルクーツクという街があります。モンゴルのすぐ上。 日本との時差は3時間(日本が正午のとき、イルクーツクは午前9時)。生活リズムを崩さずに雑談できるいい時差です。 南北アメリカやイギリスあたりのヨーロッパ諸国は時差が大きくて、リアルタイムで話すとこちらが深夜とか早朝になるのでちょっとツライ笑 イルクーツクに、Ksusha(クスーシャ)という20代半ばの女の子がいます

宅急便で「カザフスタン」届きました。

こんにちは! エアトラベラーです。 海外旅行日照りな日々、旅行好きなあなたはどのようにこのフラストレーションに対処していますか? ボクは、英語習得や日本語に興味のある人が集まるSNSで、外国人とトモダチになって世間話するのが好きでして。 彼ら彼女らを通じてその国の暮らしを感じることで、旅行できない"渇き"を癒しています笑 観光地の紹介はTripAdvisorやYouTubeでいくらでも楽しめる。 そうじゃなくて、もっと「今、そこにある、現在進行形の日常」をシェアし合