「つながりを思い出す」


そんなリトリート企画を8/10-12に島根県吉賀町にて実施します。


年始から世界中で、日本で様々なことが起こり、
しばらくインターネットの世界から離れていました。
何が本当で何が嘘なのか、よくわからない時代だからこそ、
結局、自分がどんな物語を誰とこれから生きていきたいのか。
そんなことを時代が僕らに問いかけてきているように思います。

僕にとって2023年はだんだんとお金にはなるけど、
志とはそぐわなくなってきたことや、
心の底から信じていることと現実での自分の行動の乖離に
うんざりとする自分がいました。

悲劇も喜劇ももし自分で全部選んでいるとしたら?
そんなことを感じながら、一つ、また一つと
これからの自分には必要なくなってきたものを手放していった年でした。

それから自分がこれから生きていきたい物語を紡ぎなおしている今年です。
僕の声が持つ喜びも悲しみも全て、祈りに変えて生きていく。
現実が大変で信じられないようなことが起こる一方で、
ここに帰ってくればなんとかなる、そう感じられるような人の居場所作り。
血のつながった家族でも、結婚の契約書を交わした家族でもないけど
あなたが人生に息づまってどうにもならないときに帰ってこられる場所。
生きてていい。そう思える場を開くことが今の僕には一番必要です。

「自分がこの人生で自分に一番してあげたかったことはなんですか?」

そう問われると出てくるのは、答えよりも先に

どうすればそれをできますか?
どうすればその頭に湧いてくる言い訳を振り払い行動しますか?
どうすれば行動の結果が良くなくてもまた次、次へと挑戦しますか?
どうすれば自分の本当に見たい景色のために行動し続けますか?
どうすれば夢は簡単に叶うと信じられますか?
どうすれば世界は愛と慈しみで溢れていて平和だと信じられますか?
どうすれば今この瞬間にいるあなたを、世界を愛し続けられますか?
どうすれば全ての瞬間の移ろいゆく寂しさと儚ささえも愛せますか?
どうすれば。どうすれば、どうすれば。


そして、最後に出てくるのは、
「それでも、生きる。」
でした。


これでいいのだと人生を肯定して生きてゆく。


僕のいのちの声にはそれしかないのだと思います。

そんないのちの声をきくことができているのは、
この島根の雄大な自然のお陰です。

人がいなくて観光地でもないからこそ残っていたそのままの自然は、
原生林が太古より残ったミズナラやブナの美しさや
図鑑でも見たことないような虫や動物に見惚れます。

そして、そんな山の中で人がほとんどいない環境の我が家では、
インターネットを遮断すると本当に全く情報が入ってきません。

他人の声や社会のルール、噂話、評価、人からどう思われるか
といった種類のものからは一旦は離れ、
本当の自分はどうしたい?って自分で自分にきいてあげる時間。

そんなことをゆっくり自然の中に身を委ねて行ったからこそ
揺るぎない自分の声をきけているのだろうと思います。

ですので、このリトリートは自宅の近くの山の谷の片隅で所縁のある場で開くことにしました。

自分として生きていくことがとても難しい時代の中で感じる生きづらさを、それでも、自分と誰かと生きてゆく、そんな願いから
「いのりと」
という名付けました。

祈りといのちと祝詞、そして、私。


小さく、少しずつ、できる一歩からはじめていこうと思い、
今回は2泊3日の場として開きます。

他にも一緒に動いてくれる皆さまやここまで導いてくれた先達の皆さま、本当にどうもありがとうございます。
施設としてのリトリートやサンガの場としての受け入れはまたきっとこの先にあるのだと思います。


来れない人はこの数ヶ月聴き続けた
「君のうた/haruka nakamura」を是非聴いてほしい。
それでは、良いお年を。


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