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会社員時代に辛かったこと

会社員時代に辛かった事を思い出すと色んなことがあった。

まず何よりも辛かったのが、何があろうと早起きして毎日出勤しなければいけなかった事だ。今日は疲れているからとか、気分が冴えなくて人と会いたくないから会社を休むなんて事は社会人は許されない。

会社に行きたくないなぁと、ほぼ毎日思いながら重たい体を引きずって無理やり会社に出勤していた。本音は行きたくないのに、気持ちと裏腹に強制的に行くしかないということが辛かった。こんな毎日を過ごしていたら、そりゃ精神的に病んでくるよなと今は思う。

二つ目が嫌いな種類の人間とも一緒に働かないといけない事だ。会社員ともなれば仕事の調整・折衝・確認など仕事の上で嫌でも色んな人と関わり合わないといけなくなる。親切で寛容な人ばかりならまだいいが、実際は真面目で細かいことにうるさくて、すぐに間違いや失敗を責めて怒り出す人の方が多かった。

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人に怒られるというのは幾つになっても慣れないもので、キレた相手に怒鳴られたりすると、その日はずーっと頭の中がグチャグチャになって死ぬほど辛い気持ちになった。

また、会社員同士というのは一緒にいる時間も長いので、雑談が上手で冗談を言い合ってリラックスできるなんていう会話能力がないとだんだん居場所が無くなってくる。

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僕は重度のコミュ障で雑談というものが苦手なので、最初のうちはなんとか周囲に合わせられても、だんだんと話す事が無くなってきて気まずい雰囲気になる事が多かった。

会社の休憩時間とか飲み会とか社員同士で交流を図るような時間が苦手で苦痛だった。どちらかと言うと、一人で黙々と何かをやっている時の方がまだマシだった。そういうタイプの人間は会社員に向いていないと思う。

三つ目が毎日のラジオ体操・朝礼だ。僕が勤めていた会社は始業のベルが鳴るとラジオ体操の放送が流れて、みんなでラジオ体操をした。

「また今日も仕事が始まるのか・・・」と思うと、この時間がいつも憂鬱だった。

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朝礼も同じだ。業務連絡とかその日の仕事の予定とかを聞いて、安全唱和をやらされた。会社と言うのは色んな連絡事があるので、ぼんやりして聞き逃すと大変なことになったりするから朝礼中は特に知りたくもない事にも聞き耳を立てて忘れないようにしないといけなかった。

毎日毎日、憂鬱な気持ちでラジオ体操をして朝礼をして1日が始まって行った。朝礼が終わって解散になると、こんな日々がいつまで続くんだろうと絶望的な気持ちになったものだ。

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四っつ目が残業や休日出勤だ。会社が繁忙期になれば、当然残業や休日出勤をしなければならない。会社に入ったばかりの頃は仕事が忙しく、平日は毎日残業が数時間あった。おまけに休日出勤も月に数回あったので、家に帰ると疲れ切っていて何もする気になれなかった。

僕は人よりも疲れやすいタイプなので、こうした残業や休日出勤が本当に辛かった。給料が増えるから嬉しいと言う人も中には居た。そう言う人は養わなければいけない家族が居たり家のローンがある人だろう。僕は独身でそれほど生活費に困っていなかったので、残業代を稼ぐよりも早く家に帰りたかった。

しかし、日本の会社はみんなが忙しいなら残業して手伝えと言う事になる。早く帰りたいからと自分の仕事を頑張って片付けても、結局他の人の手伝いで残業せざるおえなかった。自分の仕事が早く終わった日に自分だけ早く帰ったら、残業して周りの人を手伝えと言われたこともある。

結局、残業して遅くまで残っているような人が頑張ってると評価されるようなところがあって、そう言う価値観が嫌いだった。

会社員時代はとにかく辛いこと嫌なことを我慢する日々だった。それなりの収入を得ていたから、これくらい我慢しなきゃいけないんだろうと自分に言い聞かせて無理矢理耐えていた。

でもどうにも我慢ならない出来事があって、気持ちがプッツリとキレてしまった。もう何もかも投げ出してしまって逃げたかった。それで会社を辞めた。

今でも果たしてこれで良かったんだろうかと不安に思うこともある。だけど今は精神的・時間的にゆとりある生活を送っているので、ストレスはかなり減って穏やかな気分になった。

収入は下がって今までのように好きにお金が使えなくなったけど、できれば今の生活を続けたい。これから先も、もう会社員に戻って働きたいとは思わないだろうと思う。


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