え、ロジカルってそういうことだったんだ!
人は言う。
「結局何が言いたいの?」
「論理的じゃないよね。もっとロジカルに話して」
自分でも思う。
「あれ? 自分でも、何が言いたいのか良く分からない……!」
「ロジカルに話したい!!!!」
でも、
そもそもロジカルって何なんでしょう?
何ができていれば、ロジカルに話せたといえるのでしょうか?
今日はそんなロジカルの正体について書いていきます。
①ロジカル=理由が説明できること
まず初めに、ロジカルとは理由が説明できることです。
たとえば、私は千葉県に住んでいるのですが、引っ越し先を決めかねている友人に千葉県に住むことを勧める場合、「千葉県、良いところなんだよ」「とにかくオススメ!」と、だけ伝えても心は動かされませんよね。
そう、理由が必要なんです!
千葉県がおススメだよ。
(なぜなら)
海が近いし、緑もたくさんあるんだ。菜の花やチューリップとか季節ごとの花が楽しめて、夏にはBBQをしながら蛍が見られるよ。
物価も安くて、新鮮な魚や採れたてのフルーツが手ごろな値段で買えるの。今の時期だと葡萄が美味しいね。それに、東京まで1時間もあれば行けるから便利なんだ。
理由が添えられているので、キチンとした意見(ロジカル)に感じます。それに、多少なりとも興味が湧いてきますよね。千葉県ちょっとイイじゃん!と思いませんか?(笑)
ビジネスでは、その相手の心を動かすということが重要になってきます。
②順を追って説明しよう
「風が吹けば、桶屋が儲かる」
一度は聞いたことのあることわざだと思いますが、これもロジカルシンキング的にはアウトです。風が吹いたら、なんで桶屋が儲かるのか。理由が分からないですよね。
「風が吹く」という事象から「桶屋が儲かる」という結果に至るまでの説明がされていないので、ロジカルではありません。ロジカルに話すならば、キチンと順を追って説明してあげる必要があります。
1.風が吹くと、砂埃が舞います。
2.砂埃が舞うと、その砂埃が目に入って失明する人が現れます。
3.(目の見えない人は当時、三味線を弾く職業についていたので)
目の見えない人が増えると、三味線の需要が増えます。
4.(三味線の素材には、猫の皮が使われているので)
三味線の需要が増えると、猫の需要も増えます。
5.猫の需要が増えると、猫が減ります。
6.猫が減ると、ネズミが増えます。
7.ネズミが増えると、風呂屋の桶をかじります。
だから、
8.風が吹けば、桶屋が儲かります
なるほど! と思いますね。ロジカルです。
A = D では飛躍してしまう場合は、A = B = C = D なので A = D ですよ。と、順を追って説明して相手に理解してもらうことが重要です。
どこまで補足をするか
「三味線の需要が増えると、猫の需要も増えます」の場合、三味線に猫の皮が使われることを知っている方は納得できますが、知らなければ何故? とそこでつまづいてしまいますよね。そんなときは、「三味線の素材には、猫の皮が使われています」と補足をしてあげることで解決します。
あまり補足ばかりでも話が細かくなってしまうため、補足するかしないかは、7~8割の大人が分かればOK を目安にしましょう。
③「なぜなら」と「だから」で繋がるように
キチンと順を追って説明できているかな? ロジカルかな? と確認するには、主張から根拠を並べて1つずつ確かめる方法があります。
主張から下に向かって「なぜなら」「なぜなら」と確認していき、逆に上に向かって「だから」「だから」と確認していくことで、飛躍がないか 意味の通じないところはないかを確かめることができます。
まとめ
「ロジカルに話す」というと難しそうですが、「順を追ってキチンと理由を説明する」だったら、できそうな気がしますよね。
①ロジカル=理由が説明できること
②順を追って説明しよう
③「なぜなら」と「だから」で繋がるように
もうロジカルじゃないなんて言わせないっ!
さっそく明日から格好よくロジカルに話してみたいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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