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BEKKO増刊 歴史時代小説特集号配信しました。

こんばんは。久しぶりの投稿です。いやーもう漏水に小火にわたしの不調で遅れに遅れてしまった歴史時代小説特集、ようやく配信開始になりました。
お待ちいただいた皆様に温かく迎えられているようで、アンリミテッド(既読ページ数)とダウンロード数、いい走り出しをみせています。

どれも非常に読み応えのある作品です。
この機会に時代小説をお読みになってみてはいかがでしょう。
巻頭、十三不塔先生のはいきなりガツンと殴られるような衝撃を受けると思われるので、マイルドに読みたいかたはこれを最後に読むのがいいと思います。原稿をいただいて本当にうれしかった。
逆に、純文学やSFが好きな方はここからぜひ。一気に時空を飛び越える読書体験ができますよ。
達也さんの剣豪小説は善悪のきっぱりとした二項対立が面白くエンタメの神髄ですし、早川隆先生の「杏の嘘」は「おあむ物語」を下敷きにしつつ新説を盛り込んだ作品。屋敷の前にたつ棕櫚の大木に穿たれたうろと、女主人の心のうろが見事にリンクしていくラストは圧巻です。
しのきは絵師善次郎という中途半端で小さな男が小さな成功と引き換えにしたさまざまなものを描いています。
新年には書籍もAmazonで販売する予定です。頑張れ自分。

ところで今日は討ち入りの日ですね。

四十七士の映画やドラマもすっかり放映されなくなりました。単なる忠義とはまた違う、死んでしまった主君の仇を「しかたないから(やらないといけないから)」討った話だと思うんですよ、あれは。残った人々のなかには脱落していった人たちを羨ましいと心密かに思っていた浪士もいるんじゃないかなあ。
BEKKOは以前に忠臣蔵に題材をとった話も少し載せています。

自分の作った本以外で忠臣蔵といったらこれ!っていう本。それは
こちら。

討ち入りに参加しなかった人々を描く短編集で、もうほんとに何度読み返したかわからない本です。いま、ハードカバーが1円から出ているのでお勧めですよ。
井上ひさしも忠臣蔵もまったく古びませんね。



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