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BEKKOBOOKS回顧と展望 ’22

こんばんは! 考えてみると2022年の反省と2023年の展望を書いていませんでした。もはや3月ですが、ちょっと書いておきます。

BEKKOBOOKS

BEKKOBOOKSは年三回発行の文芸誌「BEKKO」と月刊誌「THETANPENS」、それから書籍の発行という三つの柱がある。
書籍発行は企画出版と、自費出版のご依頼がちらほら出始めた感じなので、それを広げていきたいと思っている。自費出版の書籍については別の機会に譲り、ここではBEKKOとTHETANPENSについて振り返り、展望をのべることにする。

2022年の『BEKKO』


年3回の配信は無事にできた。
なかでも冬号掲載の十三不塔先生の『塹壕熱』はとても好評で大変よく読まれている(先生ありがとうございます)。特別号の「時代歴史小説特集号」もいい感じ。
ですが、2回で終わったタロット占いとか、作者さまが体調を崩してしまわれて不定期となった連載とか、予期せぬ事態も起きた。

2023年の『BEKKO』

上記を踏まえ、BEKKOは無理せず欲張らず小説主体の文芸誌として配信していくことに注力する。またプロの作家さんや、ハイアマチュア(というのは写真の世界で使われる言葉だが)の力量ある作家さんにご依頼したり、自分でも発掘していこうと思う。
春のテーマは「出発」
夏のテーマは「ホラー」
スペシャル(出せれば)大好評「歴史・時代小説」
冬のテーマは「クリスマス」ないし「クリスマスの〇〇」
こんな感じでいきます(自分のための覚書も兼ねて公表します)

もっと広めるために

Twitterで呟いたのだが、BEKKOには顕著な傾向があり、たとえば冬号が発売開始になると当たり前だがぐんと冬号が伸びる。1週間ほどで売り上げが止まると、次はその前の夏号の売り上げが復活する。夏号が落ち着くと春号に……。これはひとえに達也さんの連載を読みたいひとが遡って購入してくれているに違いなく、もう一本くらい読み応えのある連載を入れたいなあと思ってみたりしている。

書籍化

BEKKO執筆陣の「はやくもよいち」さん、「味志ユウジロウ」さん、「達也」さん、の作品を世にだします。
はやくもさんは、SFメインの短編集、味志さんはBEKKOに書き下ろしてくれた考古学のライトミステリ、達也さんはもちろん項羽と劉邦に題材をとった大長編「うーちゃん、ありがとう」です。

2022年の『THETANPENS』

これはもう激動の前半(そのうち有料記事で書いちゃうかも……?)。
まず、コロナの後遺症で苦しんだファンシーの回復をまって、リニューアル。B5判。有料に切り替えた。
イベントはTwitterとビールと140字小説のコラボ。
リニューアル早々、存続が危ぶまれる事態が出来したが、どうにか収め、結果として代表交替となり、それまでの協力者たち()にはご遠慮いただいた。

タウン誌みたいな作りを、もっと神戸や明石の何かを掘り下げようと思って、誌面を変更した。版型もA4判に大きくした。
明石・神戸の魅力発信をテーマに据えた。
結果、ファンシーの住む明石が非常によくて、最近は明石ばかりやっている(笑)
ジュンク堂明石店に置いてもらうことができ、驚くべきことに売れている。
10月の都筑厚子先生(88歳美容師)の特集号は完売。
12月のくるみ屋さん分も残り僅少。
2月のバレンタイン号(喫茶店のらりくらりさん)はジュンク堂分完売。
かなり明るい兆しが見えている。

2023年の『THETANPENS』

判型・印刷の固持
TANPENSはA4判・オフセット印刷。
実はオンデマンド印刷に変更すれば、印刷費は1万円以上安くできる。でも変えない。
驚いたことに、最近の若い者wwwは、大きな判型の雑誌をほとんど手に取らないらしい。スマホで完結している、らしい。
そのため、非常に(印刷が)美しい写真をみて、自分の住んでいる場所を再発見してくれているらしい。
だから、変えない。

購買方法の拡充
boothまで足をのばしてくれる方が少ない。地元のお客様と定期購読者は直接やりとりをしているけれど、単発でお求めいただくお客様にはご不便をおかけしている。
いま、Amazonで配信する方法をいろいろ検討している。配信のみにするのか、本(雑誌)にもするのか、そのあたりのことを考えているところ。
例えば十三不塔先生のショートショートは読みたいけれど、明石の話はどうでもいいや、とか、雑誌捨てるのがめんどくさい、というミニマリストもいるかもしれない。そんなひとにも届いてほしいから、Amazonへの進出は喫緊の課題だし、早期に実現するつもり。

内容はこのまま
進境著しい夏木蒼さんにはあと1年、エースとして引っ張ってもらう。
小さな小説、地元のお店とのコラボ、お店紹介などなど。
深化することはあっても、大きく変化することはない。
もっと地元の方に参加していただく企画は立てなくちゃなーと思ってる。
AIにも言われたし。

今日は2000字も書いてしまった。ではまた!



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