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フィジカルでフリーミアムってあるの?「フリー<無料>からお金を生みだす新戦略」#7章-10

ビジネス名著大全」という、ビジネス名著90冊を厳選し、1冊6ページくらいでまとめてくれている、ありがたい本があります。それを横暴にもさらにスライド1枚にまとめてみました。第7章 マーケティングの10冊目は「フリー<無料>からお金を生みだす新戦略/クリス・ アンダーソン」です。

1枚まとめと学び

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ビジネス名著まとめ、第7章 マーケティングの10冊目は「フリー<無料>からお金を生みだす新戦略/クリス・ アンダーソン」です。

フリーミアムというのは試供品とかも視野に入れれば大昔からあるビジネスモデルなのかもしれませんが、デジタルにおけるフリーミアムの大きな違いは、顧客の比率構造でしょう。

まとめの中にある5%ルールというやつですね。たった5%の有償ユーザーが全体のコストを支えているという構造は、デジタルによる非物質化とコンピューティングおよび通信の劇的なコスト低下によって実現されています。

フィジカルでフリーミアムというのは成立するのでしょうか?たとえば、カーシェアリングで、30分以下、1週間に1回まで、という人は無料で、それ以上の人は有償とか?意外とあり得るかもしれないですね。

思い出したのは「えんとつ町のプペル」の無料公開です。これは、データは無料公開するけど、実物の紙の絵本は有料です。こういったアート性と実物(タンジブルっていうんですかねぇ)の価値が高いようなものの場合は、フィジカルでのフリーミアムというのが成り立つのかもしれません。

ちょっと調べてみると、以下のように美術館(フィジカル)がパブリックドメインで無料でアート作品のデータをダウンロードできるようにしているんですね。こういうのは、実体である美術館への来館での体験が有償部分ですね。

と、ここまで書いていて、大切な言葉を思い出しました。

ダイナミックプライシングです。

ダイナミックプライシングは、例えば、居酒屋でいまは空席があるから、とか、飛行機で空席があるから、とか、スポーツイベントで空席があるから、ホテルで空席があるから、とか物理的に紐づいた価値を時価で提供するモデルですね。

ダイナミックプライシングは、需給の波によって生じる、機会損失を最小限に防ぐという観点が大きいので、ダイナミックプライシングで取り込む部分が収益のほとんど、という構造にはならないでしょう。

一方で、ダイナミックプライシングの実現を支える仕組みは、デジタルによるものが大きいでしょう。規模が大きくなればなるほど、需給に対して最適なプライシングを設定するには、複雑な計算アルゴリズムが必要になってきます。さらに、それに合わせて、特にフィジカルな人・物のオペレーションに反映させていくことが必要で、IoTの進展(センサーの低価格化)に支えられています。

先日、DXについて書きましたが、ダイナミックプライシングはデジタルをテコに会社のオペレーション自体を大きく変更する必要があり、DX的ですね。

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ということで「形のあるアウトプットを出す、を習慣化する」を目標に更新していきます。よろしくお願いします。

しのジャッキーでした。

Twitter: shinojackie


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