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平日は登山バスがなかった。南八ヶ岳、美濃戸〜行者小屋テン泊〜赤岳〜横岳〜硫黄岳〜テント回収して下山

しのジャッキーです。いつも、ビジネス系の投稿ばかりですが、夏休みに突入したので、そんなネタを一つ。

密を避け、一泊2日の単独山旅に行ってきました。今回は、憧れのテント泊登山にチャレンジです。が、やっぱりテント装備もっての登山に体力的自信がなく、今回はベースキャンプ方式にトライ。

ベースキャンプとは

ベースキャンプ方式は、目的の山の近くまで登ってテントを張り、そこを拠点にして軽装備で、目的の山に登る、というもの。

まぁ。そういう場所には山小屋もあったりするので、テントじゃなくてもいいじゃん、というのは正論です。いいんです、これは自分との挑戦なのです。

登山の幅も広がるというものです。貴重品などは持ちましょう。テントに南京錠などで鍵かけましょう。受付の人に行き先を伝えておきましょう。長時間はやめましょう(4時間程度を目安に、と書いてるページもありました)

さて、今回はタイトルになっている通り、行者小屋というところをベースキャンプとして、南八ヶ岳の赤岳、横岳、硫黄岳の縦走にチャレンジしてきました。

1日目はキャンプ地まで

初日の2021/8/1は、茅野駅まで電車、そこからバスで美濃戸口というところまで行って、そこから登山開始です。 

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途中めちゃめちゃ雨降られて登山道が川と化してました…雨具、ザックカバー大事。美濃戸口から行者小屋は辛かった。雨もあるけど、荷物重いだけでこんなに辛いか、と…

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ちなみに今回の一泊2日の装備の重さです。行く前には買ったところ約15kgでした!食料、水含む。現地で水は調達。行く時点では1L。テント泊の一般的重さ、と思われます。テントとザックをいいのにすると1kg下げられるかなー。写真の手前の方に見える白いテントが私のテントです。

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テントは中華の以下のやつの昔のモデルです。今のところ困ってません。2kgちょいあるのでやや重いか。ソロキャンプでも何度か使ってますが、不満は今のところないです。

さて、食事です。私はマンガ「山と食欲と私」がすきです。今回のコースの一部は第7巻に出てきます。で、今回の1日目の昼飯は、ぽんカス丼にしました。こちらは第二巻に出て参ります。ご飯を炊いて、天かすとネギとポン酢、というシンプルな逸品。味はダイソーメスティンでの炊飯に失敗して、米に芯が残っていてイマイチでしたorz

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夕食まではテントで朽ち果ててましたが、夕食は、凍らせといたガーリックステーキ(カット済み味付け済のマルエツの)。凍らせたポカリを一緒に入れてったけど、しっかり解凍されてました。やっぱ翌日まではもたんな。あー、もう、ちゃんとうまい。ビールは雷電カンヌキIPAにしました。キクー。

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翌日早いので、早々に9時就寝です

2日目はこんな感じです。

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詳し目にみるとこんな感じ。Sと書いてあるスタート地点から反時計回りにぐるっとまわります。右下に、赤岳、3時のあたりに横岳、1時のあたりに硫黄岳があります。んで、スタート地点に戻ってテントなど片したら、ゴール(G)の登山口までひたすら下山です。

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順番に見てきます。朝食は定番のカップヌードル。加えて、アルファ米の山菜おこわ。多めなのでおこわは残して行動食に。

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出発時間は4:50です。帰りのバスに確実に間に合うためにコースタイム的にこの時間です。赤岳、2899mまで、鎖や鉄の梯子、岩場などなかなかスリルありです。

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しかし、前日の雨なんてなんのその快晴。富士山も見えて最高でした。階段などはアウトドアメーカーのマムートが支援してくださってるようです。

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そこからは怒涛の縦走で、横岳、硫黄岳といきます。ずっと晴れててちょーきもちー。

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横岳のあたりが一番スリルある岩場でした。手袋必須です。トレッキングポールは邪魔になるので、簡単にしまえる機能がアタックザックとして手に入れていったトレランザックについてたのが助かりました。アタックザックについては本記事末尾で後述。

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横岳から硫黄岳まではそこそこ距離がありましたが、自分が縦走してきた軌跡を一望できて最高でした。

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あとは下山というか、キャンプ地(行者小屋)までの戻りです。約2時間、それまでの圧倒的な景色のあとなのでかなり長く感じました。特に最後、行者小屋まで、100mくらいの標高差の登り階段があり、ぎょへー、となりました。

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行者小屋について、昼ごはんを食べたけど写真撮り忘れた。モンベルのリゾッタというお湯を入れて3分でリゾットできるやつで簡単に済ませました。食事と撤収合わせて1時間ちょい。まー、こんなもんかな。ちょうど、設営場所を探してた老夫婦に場所を譲ってよもやま話に花を咲かしてたし。あー、次は涸沢行きたい!

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下山、まじ長い。荷物の重さと疲れもあって、ほぼ標準タイム。でも、途中の、苔むした感じは好きです。

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美濃戸口の休憩所でお風呂に入らせていただきました。500円。ちとぬるかったけど、汗流せるだけでも嬉しい。

平日は基本登山口のバスなし

そして、15:25の新宿行きのバスで帰りました!ここで注意です。タイトルに戻るんですが、茅野駅と美濃戸口間の路線バスは基本土日祝日しか運行してません。私、帰りも路線バスで茅野駅経由で帰る気満々だったのですが出発前日に気づきました。以下、参照(URLはこちら

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で、何か平日でも帰る術はないのか!と探してて見つけたのが、以下の登山バスサービスでした。都内から登山口付近までの深夜バスサービスなのですが、なんと、調べてみると、帰り便だけの予約もできたのです。6000円で登山口から新宿まで返してくれるなんて助かる!本当はコロナで、緊急事態発令中なので、密なバスの長時間は避けたかったのですが、ここは致し方なし、帰り便だけ、利用させていただきました。

ネット事情

そういえば、行者小屋のあたりはときどき4Gが一本立ちましたが、ほぼダメ。調べごとなどは事前に。エンタメなどはダウンロードしてきた方がベター。

一方、登山で稜線にでると、4G安定的に3本立ってて、SNSへの、写真投稿も余裕でした。高い気が少なくなると入るのかな。でも、行者小屋から美濃戸口までの下山中に少し気になる会議があったので、ズームで音声だけ聞いてたんだけど、聞く分にはだいたい聞けました。話すのはタイムラグあって難しかった。

道具たちについて

今回、ベースキャンプ方式ということで、縦走時は、軽装にできるため、それ用のザックを持って行きました。そういう用途のザックをアタックザックというそうです。

最初ポケッタブルになり、チェストベルトもあるバーサライト・パック20にしようかと思ったのですが、モンベルショップにいったら、別の良さげなものが目にうつりました。

それがこちらのクロスランナーパック7。トレイルランニング用のザックなのですが、これ、アタックザックとしても好適だということが今回わかりました。300gとめちゃ軽いし、上手く畳めばかなりちっちゃくなるので、適当な大きさの百均のメッシュ袋にいれたらポケッタブルみたいなもんでした。容量は、15リッターと悩みましたが、荷物少なくしたいのに、大きくするといっぱいつめちゃいそうあので、あえて小さくしました。

実際にいれてったものは、レインウェア上下、ダウンジャケット、ファーストエイドポーチ、500mlペットボトル2つ、財布、携帯、モバイルバッテリー、行動食、トレッキングポールって感じでしょうか。

実際につかってみて、便利だった機能がこれ。トレッキングポールをさっとしまうためのループがついていることです。今回は、鎖やらハシゴやら階段やらが多いので、そういうときに、さっとポールがしまえる利便性はめちゃ重要でした。登山中って、なるべくザックをおろしたくないんですよねー。

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いま、つかっているザックは、ショルダーにも、ウェストベルトにも収納がないので、ショルダーの収納の便利さにも魅了されました。いままで、ザック以外に、肩掛けのポシェットをつけていたので、それがないのも快適。

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ご臨終

10年近く履いていた、keenのターギーミッドというトレッキングシューズを使っていたのですが今回、有終の美を飾ることとなりました。両足共にソールが剥がれた。ファーストエイドキットのテーピング(100均で調達)で、なんとか持たせました。長らくお世話になりました。

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同じく、10年以上使っている、ノースフェイスの40リッターのザックも内側の生地のコーティングが剥がれてきてて、中が粉だらけになるんだけど、ザックとしては使えてるので買い替え時が悩ましい

アウトドアは物欲を刺激し続ける趣味なので時代はESG/SDGsだぞ、と自制をかけています。ESG/SDGs関連の記事は以下の、マガジンからぜひよろしくお願いします。

登山などアウトドア関係の記録記事は、以下のマガジンに集めています。

お後がよろしいようで。

ということで「形のあるアウトプットを出す、を習慣化する」を目標に更新していきます。よろしくお願いします。

しのジャッキーでした。

Twitter: shinojackie

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