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自信と自尊心を育てるには

Qの倍以上のパフォーマンスを出すと言われるEQについて、前回は「自分自身を正しく理解する」について、ポイントは自己認識と他者からの認識を一致させること。それは自己開示をし、フィードバックをうけて、自分の強みと照らし合わせて調整をかけていく学びのサイクルを回し続けることで実現できるんだな、というのが学びでした。今回は「自信と自尊心を育てる」についての学びを共有します。

自信と自尊心を育てる3つのポイント

私は、自己効力感が低い自覚をもっていて、この項目は非常に関心があります。以下の3つのパートに分かれています。順番に見ていきます。

1. 自分の強みに確信を持つ
2. 戦略的に活用する
3. 自尊心を構築する

1. 自分の強みに確信を持つ

自信とは、自分の価値と能力を強く認識すること。EQ#4EQ#5では様々なツールや手法で、自己認識の取組をしてきました。そして、EQ#6では、それを積極的に他者に開示し、フィードバックをもらうことで、自分自身をよりよく理解できることを学びました。

今回は、様々なシーンにおいて、その状況で生かせる自分の「強みは何か?」を問い、それを「この状況で生かせる私の強みは・・・」と積極的に話すことが重要です。こうすることで、より強く、自分の強みを自覚できるようになります。

自信と尊大さは違う、自分の強みを尊重することがEQの特徴である、という言葉が私には新鮮でした。

2. 戦略的に活用する

強みは使って、積み上げなら育てる。組織の中で使う場合は、組織の成功にどうつながるかを考えるのが良いそうです。また、「積み上げる」というのは、類似の強みを育てるのが良く、例えば、自分の場合は、同僚から「資料をまとめるのがうまい」と言われました。これは、バラバラの情報を項目立てて整理することができる、ということだと思います。

しかし、ふとここで立ち止まって、この能力はなんなのでしょうか?一枚のパワーポイントにはワン・メッセージとよく言われます。そういう一つの伝えたいメッセージを、バラバラの情報から導き出すのであれば、それは推論の技術であり、帰納法の能力だと思います。

これを育てようと周辺の能力を考えると、ロジカルシンキングであったり、バラバラとした議論をうまくさばく、ファシリテーション能力であったり、を特定して、強化していくと良いのだと思います。

3. 自尊心を構築する

独り言に耳を傾けるのが有効です。自分への「批判」「敬意」に関係する独り言が鍵を握っています。特に、自分への批判に着目しましょう。批判的独り言には以下の2つのパターンがあります。

・行動(Doing):「失敗してしまった」「どうやって挽回しよう」など
・あり方(Being):「私はバカだ」「もうダメだ」など

特に問題なのは「あり方」の方です。こういった独り言は、自尊心を低くしてしまいます。まず率直に評価しましょう。

今日の1つ目の項目であったように、自分の強みを尊重することがEQの特徴です。自分への独り言も、他者にかける言葉と同じように敬意を払い、「私はできる」「良い学習機会だ」などポジティブ変換しましょう。

私が感じたこと「それは尊重?おべっか?」

自分の独り言、特に自己批判に耳を傾ける。その時、人格否定の言葉を使わないこと。他人と接する時と同じように自分にも敬意を持って接すると言うのは面白いなと思いました。と同時に、自分にも他人にも敬意を払い続けて生きることは窮屈なのではないだろうか?とも思いました。

講師は「屈辱的な言葉を使わず、率直に評価することが重要」といっていました。窮屈なのではないか?と自分が思ったのは、無意識に、敬意を払うと言うのが、相手におべっかを使うような態度をイメージしたのかもしれません。

ようはEQを高めるというのは、どのような状況においても自然体で、健全な批判ができるようになることなのだろうな、と思いました。

講義板書

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まとめ

今回は「自信と自尊心を構築する」について、「おかれた状況で使える強みを特定し、口に出す。強みの周辺を開拓して育てることで自信を構築する。独り言に着目して、批判的なものはポジティブ変換をかけ、健全な批判になるようポジティブ変換をかけて成長の糧にする」という内容を学びました。

次回

今回で、「自己認識を高める」の章が終わり、「自己規制を強化する」に進みます。お楽しみに。

本コンテンツについて

Linkedin Learningで「こころの知能指数(EQ)の高め方」というプログラムでの学びを2020年12月27日から2021年1月13日までの18日間、Facebook上で、上記のような板書と、そのときの学びや気付きなどをアウトプットしたものを加筆・修正した全15回シリーズでお届け予定です。

全体はこちらのマガジンにまとめていますので、ご参照ください。

「形のあるアウトプットを出す、を習慣化する」を目標に更新していこうと思っています。よろしくお願いします。

しのジャッキーでした。

Twitter: shinojackie

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