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6年ずれでやってきそうなT"N"FDを調べてみた

本記事は、ESG/SDGs/CSVに関しての個人的な学びのアウトプットです。

最近気になっている言葉にTNFDがあります。気候関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Climate-related Financial Disclosures:TCFD)に続く、自然資本等に関する企業のリスク管理と開示枠組みを構築するために設立された国際的組織:自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-related Financial Disclosures:TNFD)の動きです。

気候変動の方のTCFDは例えば、以下の記事にあるように東証「プライム市場」で開示義務となるなどの影響が出ています。

TCFDでは、気候変動による事業へのリスクと機会をシナリオ分析して開示することが求められます。TNFDでも同様の内容ではないかと思われますが、もうすぐそこまで来ているのでしょうか?

上記、2021年12月21日の環境省の報道発表によれば、2019年世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で着想され、2022の春に開催予定の生物多様性条約第15回締約国会議(COP15)に向けて、生物多様性に係る新たな世界目標の議論が進められているとあります。また、2023年に、フレームワークが公表されるとされています。

TCFDの時は、2017年6月に「気候変動関連財務情報開示タスクフォースによる提言(最終報告書)」が発表されています。これにあたるものが2023年にでるだろう、ということなのでしょう。

ということはTCFDとTNFDの時差は6年ということになりますね。とはいえ、先日、以下の記事でまとめたように、ダボス会議のグローバルリスクレポート2022の深刻度から見たリスクの3位('21では4位)に「生物多様性の喪失」が入っていますので、取り組みが加速する可能性も注視が必要そうですね。

おわりに

このほか、当方のESG/SDGs/CSV関連の記事は以下のマガジンにまとめていますので、もしよかったらのぞいてみてください。また、フォローや記事へのスキをクリックしてもらえるとうれしいです!

ということで「形のあるアウトプットを出す、を習慣化する」を目標に更新していきます。よろしくお願いします。

しのジャッキーでした。

Twitter: shinojackie

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