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川下り型のキャリア観を卒業します

しのジャッキーです。いま、私は、かなりいています。実は年末年始は少し不安な面もあったのですが、今日、唐突に言語化できて、とても自分にしっくりきました。今日はキャリア観の言語化の話です。

川下り型のキャリア観

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以前、私は、自分のキャリア観は「川下り型」だということをこちらの記事で書きました。一般には、明確な夢であったり、目標を定めて、そこに向かって山登りのように頂上を目指して上っていくようなキャリア観が是とされていると思います。それを「山登り型」のキャリア観、と呼びましょう。

それに対して、「川下り型のキャリア観」とは、明確な夢や目標はなくてもよいというスタンスをとります。自分が止まればとまる山登りとは違い、川下り型では、川が勝手に自分を流していきます。でも、目の前に岩が迫ってくるかもしれません。そうしたら必死によけるのです。そうこうすることを通して能力を開発していって、より流れがきついところでなんとか下っていけるようになる。そういう中にやりがいを見出す、成長感を見出すようなキャリア観があってもいいじゃないか、と考えていました。

なんだ、このザワつきは?

そんなことを書いた記事は2021年の7月ごろでした。この考え方自体は、もう5年以上前から、自分の中ではとてもしっくりくるキャリア感でした。しかし、2021年の後半から、このキャリア感に対して、すこしザワつき出してきました。

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年末に、一年間の自分のモチベーションをグラフ化するモチベーショングラフというのをご紹介しました(記事はこちら)。そのときのモチベーショングラフが以下です。

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見てお分かりのように、7,8月ごろにモチベーションの谷があり、その後、年の後半に向かってモチベーションは上がっていきました。3月くらいからのモチベーションの下落は、それまでやっていたPJの停滞・クローズと新しいミッションの不透明感上司の異動、初めてのチームマネジメントにありました。

種まきと芽生え

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幸い社外ネットワークや、このnoteでの学びのアウトプットによる能力開発による成長の予感や、自分の原点の発見こちらの記事参照)などにも恵まれて、モチベーションはマイナス状態には陥らずに、地道な種まきの甲斐あって、10月ごろから、点と点がつながりだしていきました。

そういったことを通して、年末年始、自分のキャリアを振り返りながら、いまやっていることで中長期的に、あんな風になっていきたいなぁ、というような夢や目標というようなものがおぼろげながら考えるようになりました。

これは、もしかしたら、自分にも山登り型のキャリアの登山道の前にいるのだろうか?と思いました。これが心のザワつきの原因でした。

外部1on1サービス

ところで、以前に、私は、外部の1on1サービスを提供しているYeLL(エール)のサポーター説明会に参加したことを以下の記事でご紹介しました。

実は、いま、このサポーターになるプログラムを受けています。その中で、私と同じようにサポーターを目指す方に複数回、1on1をしてもらっていたのが年末年始でした。年末の1on1のとき、私は自分のキャリア感をテーマに、まさに「川下り型のキャリア観」についてお話をさせてもらっていました。

そのときに、明確に、自分で自分の「川下り型のキャリア観」を話ながら違和感を感じたのです。そんな中、まさに今日、2022年1月6日に、そんなザワツキを抱えながら、再び1on1に臨んでいました。

そうか、そうとらえればいいんだ。

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そのザワつきについて話ながら、不意に言葉にできたのが、「自分は川下りをしているうちに大海にでたのかもしれない」でした。

新しいミッションの不透明感、これまでの船頭であった上司の異動、そして新しく船頭となった自分と船員であるチームのメンバー。自分の頭の中で、気づけば大海に出て、さまよう船のイメージと7,8月当時の自分状態が非常にマッチしました。

これまでは上司や組織に守られてたんだなぁ

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2021年は、チームマネジメントをするようになって、チームとして、どういった状態を目指すのか、そのために何をどうすべきなのか、そういったことを先にある程度示すことの必要性を痛感しました。

これまでは、ある意味、組織や上司が、川に私を放ってくれていて、その中でがむしゃらに漕いでいれば成果がでる状態を作ってくれていたんだなぁ、と気づかされました。

コーポレートフィットはマネージャーの仕事

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リーダーシップというのは、間違っていてもいいので、方向性を決め、動きながら、情報を感知して、みんなで考えて、あっちのほうなんじゃないか?と指し示して、またそっちに動いていく。そういったことを実践していく存在なのだと思いました。

そのときに、自分たちの乗っている会社という船の行きたい方向性と自分たちがやっていること、やろうとしていることのベクトルを合わせていかないと、チームとしての成果を組織として認めてもらえません

それは、以前に、紹介したイントラスターの初回オフラインイベントのときに、ライオンの藤村さんがいっていた「コーポレートフィットはマネージャーの仕事」という言葉でグサっと言い当てられたように思いました。

北極星をしめす、ということ

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YeLLでの1on1で不意に言葉にでた「自分は川下りをしているうちに大海にでたのかもしれない」でしたが、チームマネジメントってなんなんだろう?ということに向き合う中で、視座を高めて、チームとコーポレートのフィットを考えて、ビジョンを示して、実践しながら学習し、成長を大切にしていくことなんだと実感しました。

そして、それは放り出された大海において北極星が必要だ、ということなのだと思いました。

以下、コーポレートフィットの記事のときにも出しましたが、世界標準の経営理論のリーダーシップおよびモチベーションの理論で出てくる絵です。

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       出典:世界標準の経営理論をもとに篠崎作成    

このトランスフォーメーションナルリーダーシップは、自分が体感したことそのものだと思います。また、シェアード・リーダーシップについても、半年のチームマネジメントを通して、少しずつチームの中で芽生えを感じています。

ここにきて、私のキャリア観は川下り型から、航海型のキャリア観へとシフトしたようです。

P.S.
T.M.さん、4回にわたり、YeLLでの1on1セッションにお付き合いいただきありがとうございました!とても貴重な気づきを得る機会になりました!!

おわりに

以下の新任マネージャーの心得というマガジンにこういった記事をまとめているので、もしよかったらのぞいてみてください。本記事への「スキ」やアカウントのフォローをしてもらえると励みになります!

「形のあるアウトプットを出す、を習慣化する」を目標にnoteを更新してますしのジャッキーでした。

Twitter: shinojackie

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