世界標準の経営理論の32理論 全制覇講座をやってみた
ども、しのジャッキーです。
2021年の7月からチームを持つようになりました。前々から、本noteでは、折に触れて、1on1の実践の悩みやら、業績評価の悩みならの記事を書いてきました。
それ以外に、チームおよび自分自身の能力開発としてやっていたことがあります。それは「世界標準の経営理論 32理論 全制覇講座」です。
私個人としては、プロフィールに書いています通り、新卒入社した会社に15年くらいいます。入社以来、国内法人営業3年、海外販促5年、新事業開発6年を経て、最近は、コーポレートで全社戦略マーケみたいな仕事をしています。この4月から、経営企画の中に入りました。
現場8年、傍流6年、そしてコーポレートの組織になり、去年(2021年)からは本腰を入れて「経営ってなんやねん?」という勉強をしてきたつもりです。その中でも、一番気合を入れて勉強したのが「世界標準の経営理論」です。
3か月読了プラン
2021年3月7日から3か月読了プランなるものを勝手に自分で立て、以下のように日々記録をとったりしてました。
全800ページあって、本編となる32の理論が600ページくらいまでとなります。予定の3か月の達成はかなりませんでしたが、5か月でなんとか達成しました。この達成条件は、ただ読了するだけじゃありませんでした。
その読了条件は、32理論全部について、1理論1スライドにまとめる、ということを自分に課していました。そうして、出来上がったものが以下です。
どうしても1理論1スライドにならなかったものもいくつかありましたが、全44スライドのテキストが出来上がりました。私は本書を読んで、経済学、心理学(組織・個人)、社会学という3つの世の中を見るレンズを体系的に学ぶことで本当に視野が広がり、脳みそが強烈にアップデートされたと思いました。
9か月で32理論全制覇講座はできるのか
これを自分だけのものにするわけにはいかん。という気持ちがふつふつとわいていたタイミングで、自分のチームを持つことになりました。
ということで、始めたのが、このテキストを使って、自分のチーム定例の中で、私自身が講師役となって、毎週1理論ずつ講座をやっていく、というアイデアでした。
7月~3月末までで、9か月あるので、9か月×4週間=36回あれば、32理論は十分終わるだろう、という算段でした。
で実際やりました。蓋を開けてみると、業務の重要トピックがあったりだったりで、講座をできない週がやっぱり何度も発生し、4月にはみ出して、1時間枠の集中講座を3回くらいやることになりましたが、10か月かけて無事32理論の全制覇をチームメンバー3名に実施することができました。
やってみてどうだったのか
やり方としては、1理論あたり10~15分程度の講義とディスカッション10~20分の1回あたり20~40分くらいです。3名と小さい規模でやれたので、毎回一人ひとりに思ったことを聞きながら進められたし、全員が互いの業務がわかっているので、理論を業務に当てはめたときに、取り入れられることや、疑問などをちゃんと議論することができたのも非常によかったと思います。
また、そういった業務に関連させた、「問い」を立て、それに対して、その場で答えをいったん出す、ということで私自身も非常に思考を鍛えられました。
先日、無事終了したので、3名にアンケートを取らせてもらいました。10段階評価で8.33の評価をもらうことができました。3名とも10つけないあたりが忖度なしだったと、思いたいところですw
今後もこういった講座を企画するとしたら、ということで推薦文をかいてもらったので、そのまま載せるのはばかられますが、エッセンスだけ抽出して合体させると以下のようなコメントがもらえました。
一巡、ぐわーっとやってみて、かなり内容も頭に入って自信もつきました。次は、アンケートの結果で人気の高かった理論に絞って部門対象とかに広げてやってみるとか、全社でボランティアベースでやってみるとか、社外でやってみるとか、考えてみたいなー、などと思っています。
せっかくプライベートの時間を100時間くらい費やして作ったものなので、引き続き活用していきたいと思います。
おわりに
以下の新任マネージャーの心得というマガジンにこういった記事をまとめています。
また経営理論に関する記事は以下のマガジンにまとめていますので、もしよかったらのぞいてみてください。またフォローや記事への「スキ」をしてもらえると励みになります。
ということで「形のあるアウトプットを出す、を習慣化する」を目標に更新していきます。よろしくお願いします。
しのジャッキーでした。
Twitter: shinojackie