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【第50回明石市文芸祭】

(はじめに)

 ご無沙汰しておりました。このところ以前
に比べ記事を更新していない日が続きますが、
待っていてくださる皆さまに感謝申し上げま
す。
 先日、フォローさせていただいております
方からご報告をもらいました。自作の詩をコ
ンペに初応募してみたとのことでして、その
行動力に応えなければいけないと思いました。
第50回明石市文芸祭に応募した作品になるの
ですが、運良く「実行委員会賞」をいただき
ました詩になります。実行委員会賞と申しま
しても、その上には、市長賞、議長賞、教育
長賞、神戸新聞社賞がありまして、その次の
賞になります。まだまだ精進しなければいけ
ません。

 よろしければ、読んでいってください。

(その方が入賞もしくは入選することを祈っ
ております🙏)


………。………。………。………。………。………。………

〈詩〉 都市の秋

想像力には限界がある キャパシティはある
だろうが ある日を境に物語を生み出せなく
なる おはようございます 選挙の期日前投
票ですね AIに選択してもらいますか 鳴
らなかった目覚まし時計 部屋の隅に残され
た夏の空気 蝉の声はもうしない 純情が純
度を増す空の彼方 ふしぎだね 生まれ変わ
ろうとする意識だけが漂う 水槽のなかの海
月 ムーンサルト 片言の日本語でマタヨロ
シクオネガイシマス 電光掲示板が発信する
ありきたりな言葉を飲み込んで 通勤の光景
落とし込んでレートが動く 最寄り駅が一番
とは限らない 間違いに気づかぬままレール
の上 右肩下がりの分岐点 毎日二リットル
の毒を放出しています フェイクニュース吐
き出す都市の残影を知る暗渠 乳房のような
やさしい光 ぬくもりの月曜 鼻先を掠める
風に出会うことができたなら帆船は宙に舞い
上がり言葉が降りる 想像力には限界がある
と決めつけていた感情を排除した排卵日の朝



。………。………。………。………。………。………。……

     写真お借りいたしました
       ありがとうございます

………。………。………。………。………。………。………

(ちょっとだけ解説)

 応募条件が原稿用紙1枚以内の規定がある
なか、ぴったり纏めれば何とかなるだろう。
という気持ちで提出した作品になりました。
振り返って分析してみますと、題名がすこし
安易すぎました。ひとつ反省点です。選者の
評を一部載せますと、「想像力という抽象に
具体的なイメージを与えようとしている」と
お言葉をいただきまして、書いて良かったな
と素直に喜びました。

いただきました賞状と作品集です。


副賞として記念のボールペンです。
実用的なのが嬉しかったりします。

 去る 3月23日に授賞式が行われましたが、
年度末の慌ただしさとスケジュールの都合上
出席することは断念せざるを得ませんでした。
後悔があるとするなら、やはり、50回記念と
して開催されました作家・小川洋子 氏の講演
会を聞けなかったことでしょうか。

「博士の愛した数式」映画にもなりました。

 講演に参加するに当たりましては、応募者
が多かったらしく、抽選となったようですが、
せっかく入賞者枠としての席を用意していた
だいていたにも拘わらず行けませんでした。
小川洋子ファンの皆さまには、叱られますで
しょうが、また、文学に触れている者として
調整してでも出席するべきだ、と言われそう
ですが、何もかも振り払って参加する決断が
できませんでした。(ごめんなさい・・)

 そんなところが私らしいのかもしれません。


 明石市文芸祭実行委員会の関係者の皆さま
この度はありがとうございました。


 そして、お読みくださいましてありがとう
ございました。

〈お知らせ〉

 私事ですが、ほんとうにフォロワーの皆さ
まの「スキ」に支えられここまでやってこれ
ました。また、どこかのタイミングで見つけ
ていただき「スキ」をくださった方たちの励
ましには、感謝しかありません。昨年も  4月
はnoteをお休みさせていただきました。体は
まあまあ健康ですが、今年もお休みをいただ
きたいと思います。勝手ではありますが、よ
ろしければ 5月には再開しようと考えてます。
忘れないでいてくださいましたら嬉しいです。


        「じゃぁ。。」


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